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「よくぞ帰ってきてくれた」半年前は無所属…オランダ戦で圧巻だった日本代表戦士。W杯でプレーする姿を想像できなかった【現地発】

「よくぞ帰ってきてくれた」半年前は無所属…オランダ戦で圧巻だった日本代表戦士。W杯でプレーする姿を想像できなかった【現地発】


「よくぞ帰ってきてくれた」

 半年前、彼が北中米ワールドカップの舞台に立つ姿を想像できなかった。当時はまだ無所属で、1年以上も試合に出場していなかったからだ。

 だが、冨安健洋は蘇った。

 2-2で引き分けた6月14日のオランダ戦、75分から3バックの右に投入された27歳は、的確なポジションニングで相手の攻撃を分断し、ボールを持てば正確なパスを通して後方からリズムを作り出した。

 昨夏に名門アーセナルとの契約を解除してから約5か月間、無所属で膝の怪我のリハビリに励んだ。オランダの強豪アヤックスへの加入が決まったのは12月16日。その時点では、半年後のW杯出場というよりも、実戦復帰が当面の目標だった。

 その機会が訪れたのは2月1日のエクセルシオール戦。実に484日ぶりの公式戦出場となった。
 
 そこからも順調だったわけではない。なかなか出場機会に恵まれず、1年9か月ぶりに招集された日本代表の英国遠征も怪我で辞退。W杯出場はやはり難しいのか――。そう思われた。

 それでも、森保一監督はW杯のメンバーに選んだ。コンディションさえ戻れば、クオリティは申し分ないと分かっていたからだ。

 わずか15分強ながら、オランダ戦でそれを証明した。これほど実績と経験がある選手が途中出場で入れば、チームに安心感を与えるのは間違いない。

「ここにいるのは当たり前になっちゃいけないと思ってるんで。そこを忘れずに。あとはこの大会が終わった時に楽しんだと思えるような大会にしたいなと思ってますし、楽しむ資格があると思ってるんで。毎日やるべきことをしっかりやって。日本の勝利に貢献できればいいなと思います」

 試合後にそう語った冨安の表情からは充実感が伝わってきた。

 代表から遠ざかっていた2年間。クラブでもほとんどプレーができずに長い間、苦しんできた。この大会では、思い切りサッカーを楽しんでほしい。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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