現地6月17日、英アスコット競馬場で行われたプリンスオブウェールズステークス(G1・芝1990m)は、ウィリアム・ビュイック騎乗のオンブズマン(牡5・英・J&T.ゴスデン)が圧巻のパフォーマンスで快勝。英オークス馬ミニーホーク、凱旋門賞馬ダリズら強豪を相手に4馬身差をつける完勝で、このレース連覇を達成した。
レースはミシシッピリバーとデビルズアドボケイトが速い流れを演出。オンブズマンは後方で脚を温存すると、直線で馬場の真ん中へ持ち出された。残り2ハロンではミニーホーク、ダリズも勝負圏内にいたが、そこから別次元の末脚を発揮。一気に抜け出し、2着ミニーホークに4馬身差、3着ダリズにも1馬身3/4差をつける圧勝劇を演じた。
J&T.ゴスデン調教師は「オンブズマンには驚異的な瞬発力があります。10ハロンの馬としては素晴らしい加速力です。あれだけのメンバーを相手に、あのような勝ち方をするのは特別なことです」と絶賛。「ミニーホークもダリズも素晴らしい競馬をしましたが、オンブズマンのキャリアの中でも最高級のパフォーマンスの一つだったと思います」と振り返った。
また、今後については「ヨーク競馬場を好むので、インターナショナルSは大きな目標になるでしょう」と見通しを語った。
豪華メンバー集結!激戦の末、凱旋門賞馬ダリズ、同2着ミニーホークを完封
ビュイック騎手も「良い走りは期待していましたが、今日のようなパフォーマンスまでは予想できませんでした」と驚きを口にし、「ダリズ、ミニーホーク、アルマカムといった強敵を高く評価していましたが、今日の走りは私自身を少し驚かせました。本当に卓越していました」と愛馬を称賛。「昨年後半から大きく成長しました。特別な馬ですし、ごくわずかな馬にしかできないことができます」と能力の高さを語った。
2着ミニーホークを管理するA.オブライエン調教師は「この馬は本質的に12ハロン向きです。10ハロンで流れる展開は望んでいましたが、それは勝ち馬にも向いたものでした。勝ち馬の方が10ハロンでは少しスピードが上でした」とコメント。「今日はキングジョージへ向けた理想的な前哨戦でした」と前向きに評価した。
3着ダリズのF.グラファール調教師は「前に壁を作れず、息を入れることができませんでした。終始リズムを欠き、最後はストライドも小さくなってしまいました」と敗因を分析。「今日はロンシャンで見せたダリズの走りではありませんでした」と振り返った。

