フジクラが今イチ押しする2モデルを鹿又芳典が試打チェック。ダブルキック設計で飛ばせる「スピーダー ブースト」と、ツアーで高い支持を集める「26ベンタス TR RED/BLACK」。話題の2モデルはどんなゴルファーに合う!?

新世代のダブルキック設計
自分だけが大きく飛ばせる
最強の2段加速!

「スピーダーNX ゴールド」は歴代「NX」シリーズのなかでもクセがなく、幅広いタイプのゴルファーがボール初速、飛距離を伸ばせるシャフトです。一方「スピーダー ブースト」はかなり攻めたコンセプトモデル。全ゴルファーが違和感なく振れるシャフトではありませんが、あきらかに結果がよくなる人は必ずいます。


ヘッドスピードが35〜40m/秒でスイングテンポがゆっくりなタイプほど、しなりを活かして飛ばせる可能性が高い
しなり量は大きめで、切り返した瞬間は手元側から大きくしなり、インパクト直前で先端がもう1度しなるダブルキック。2段階で加速する感覚です。合う、合わないが分かれるシャフトですが、夢はあります。スイングタイプと合えば、キャリーがすぐに10ヤード以上伸びる可能性を秘めている。これだけしなりが大きくてもインパクトでフェースがスクエアに戻しやすいのが、フジクラの開発技術のすごいところで、人気の根幹だと思います。
Fujilkura SPEEDER BOOST

「スピーダー NX」シリーズに採用されているVTCテクノロジーをダブルキック仕様にアップグレードした飛び系シャフト
【SPEC】●モデル名(フレックス)/40(R、S)、50(R、S)、60(S)●長さ/46インチ●重さ・トルク/55g・5.6度(50S)●先・元調子●価格/4万9500円

歴代ベンタスで
いちばん振りやすい!
「TR RED」はメガヒットの予感

「ベンタス」シリーズといえば、プロゴルファーやアスリートゴルファーが使っているシャフトです。ヘッドスピード42m/秒前後の私が打っても少しハードでしたが、今回の「ベンタス TR」はとても振りやすい。とくに「ベンタス TR レッド」は歴代ベンタスのなかでももっとも振りやすいシャフトでした。「レッド」でも走りすぎる感じがなく、ボールの打ち出しが高くて、フェースの芯に当てやすい〝ミートしやすいやさしさ〟を感じました。


赤系だが「ベンタス TR レッド」は先調子の感覚ではなく、つかまりのよさが魅力。スライサーにもオススメできる
「ベンタス TR ブラック」も思っていたほどハードではない。歴代モデルでいえば初代「ベンタス ブラック」を少しマイルドにした感じ。先端の安定感を継承したままシャフト全体のしなりが滑らかになっています。今作は今まで「ベンタス」に憧れていたけど、あと一歩で使いこなせなかった人に試してほしいシャフトです。
Fujilkura 26 VENTUS TR RED

ベンタスといえば「ベロコア+」がミスヒット時のねじれを抑制する。「レッド」は手元側がマイルドになった
【SPEC】●モデル名(フレックス)/RED 5(R、S)、RED 6(S、X)、RED 7(S、X)●長さ/46インチ●重さ・トルク/61g・3.4度(5S)●先中調子●価格/5万5000円
Fujilkura 26 VENTUS TR BLACK

PGAツアーでも圧倒的人気の「ブラック」。最外装には独自のクロス材を採用して、ねじれと曲げの剛性を高めた
【SPEC】●モデル名(フレックス)/BLACK 5(S、X)、BLACK 6(S、X)、BLACK 7(S、X)、BLACK 8(X)●長さ/46インチ●重さ・トルク/61g・3.5度(5S)●元調子●価格/5万5000円
試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一、編集部 写真=田中宏幸 協力=ジャパンゴルフスクール、日神グループ 平川CC

