
「冨安健洋に匹敵する存在感」最もプレッシャーがかかるポジションでなぜ平然とプレーできるのか【W杯】
2失点したオランダ戦だが、3バックの出来は悪くなかった。渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝の3人は連係が取れており、リスク管理も高いレベルでできていた。
なかでも素晴らしかったのは3バックのセンターを務めた谷口だ。巧みなラインコントロールでチームの陣形を保ちつつ、危険なスペースにそっと入ってピンチの芽を摘んだ。
組み立ての局面では慌てずにボールを捌き、パスミスがなく、チームに落ち着きをもたらした。
「ボールを捨てずに繋ぐ。そのあたりは今までもやってきたことなので。ワールドカップだから『捨てるのもありだよ』と自分自身は逃げたくないし、こだわりながら次もやりたいです」
3-4-2-1システムにおいて、3バックのセンターはおそらくフィールドプレーヤーの中でもっともプレッシャーがかかるポジション。そこでなぜ平然とプレーができるのか。
「やるべき仕事をしっかり頭の中で整理できている部分があります。もちろん、この前の試合もプレッシャーを感じたし、緊張もしました。ただ、それを乗り越えてやるべきこととか、そのへんは整理できていたので」
前回大会を経験できているのが大きいと、谷口は言う。
「年齢的にもポジション的にもやっぱり自分がドシっと構えないとチームが不安定になるので。そのあたりは常に言い聞かせながらやっています」
その安定感と冷静さは冨安健洋にも通じるものがある。いや、少なくともオランダ戦に限って言えば、谷口の存在感は冨安に匹敵するほどだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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