ロサンゼルス・ドジャースが、トレード期限前のブルペン補強として、ボストン・レッドソックスの救援左腕アロルディス・チャップマン獲得に動く可能性が浮上した。現地6月19日、地元メディア『Dodgers Nation』が報じている。
38歳のベテラン左腕は、今季22試合に登板して21回2/3を投げ、防御率0.83を記録。メジャー通算381セーブを積み上げており、400セーブまで残り19に迫っている。
同メディアによると、米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者は、「チャップマンが今季中にトレードされる可能性は90%」と予想。その有力な移籍先のひとつとしてドジャースを挙げたという。同記者は「救援投手はトレード期限前の補強で最も大きなインパクトを与える存在であり、レッドソックスの守護神は今もなお非常に効果的な存在だ」と評価した。
さらにパッサン記者は、「チャップマンはかつてほどの球速ではないが、現在は4種類の球種を持っている。今でも90マイル(約150キロ)台後半の直球を投げており、打者はスライダーやスプリッターも警戒しなければならない。そのため、速球は依然として大きな武器となっている」と指摘。「優秀な救援投手はどの球団も必要としている。チャップマンを巡っては激しい争奪戦になるだろう」との見解を示した。
急浮上したレッドソックス守護神のドジャース移籍の可能性。この背景には、レッドソックスの低迷も関係している。現在、アメリカン・リーグ東地区で29勝43敗と最下位に沈むレッドソックスは、首位ニューヨーク・ヤンキースとは15.5ゲーム差と大きく引き離されている。ゆえに、有望な若手選手と引き換えにシーズン途中で主力選手を放出する可能性が高まっている。
一方のドジャースについて『Dodgers Nation』は、救援左腕タナー・スコット、アレックス・ベシアらが奮闘しているものの、ポストシーズンを見据えればさらなる戦力補強が必要だと分析。過去にドジャースがチャップマン獲得を検討した経緯にも触れながら、「数年の時を経て、両者の縁が再び結ばれる可能性がある」と伝えており、実現のハードルはそう低くない。
トレード期限が近づくなか、ドジャースがワールドシリーズ3連覇へ向けてどのような動きをしてくるのか。人類史上最速となる球速170キロの剛速球を投げたことがある左腕の動向に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
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