タータン・アーミーの愛称で知られるスコットランド代表と、そのサポーターがもたらした熱狂が、2つの都市の新たな歴史を紡いだ。
28年ぶりとなるワールドカップの舞台を戦うスコットランドは、グループC第1節でハイチ代表と対戦し、ジョン・マギンのゴールで1-0の勝利を収めた。同国初のグループステージ突破に向けて幸先の良いスタートを切った。
そんなタータン・アーミーのサポーターたちが今、海を越えたアメリカ・ボストンを大いに沸かせている。
スコットランドはハイチ戦に加え、2戦目(モロッコ戦)もボストン・スタジアムで戦う。その戦いの地ボストンに、スコットランドから代表チームを応援しようと大挙してサポーターが押し寄せている。
スコットランド紙『ヘラルド』によると、ボストンを訪れているサポーターの数は2万人を超えているようで、市内のあらゆるパブに出没し、店中のビールを飲み干しているという。
また、6月14日に行なわれたMLBのボストン・レッドソックス対テキサス・レンジャーズでは、「スコットランドデー」というイベントが開催。この日だけの特別なユニホームを配布するとともに、ビールが1杯無料になるキャンペーンを実施して、4000人を超えるサポーターが来場。ハイチ戦で得点を奪ったマギンのチャントを歌うなど、試合を大いに盛り上げた。
こうしたサポーターたちボストンを楽しむ姿がSNSで拡散され、話題を呼んでいた。そんな熱狂の中で発表されたのが、スコットランド・グラスゴーとボストンの姉妹都市提携のニュースだった。
提携の合意に関する署名式が18日、ボストン唯一のスコティッシュパブとしてサポーターたちが拠点にしている「ザ・ヘイブン」で行なわれた。
署名式に参加したボストンのミシェル・ウー市長は、「私たちの街に元気を与えてくれた」と感謝を表明。「タータン・アーミーのおかげで、ボストンは今大会で最高のホスト都市の1つになった」と続けた。
ボストン全体の後押しを受けるであろうタータン・アーミーは、モロッコ戦で勝利すれば、決勝トーナメント進出に大きく近づくことになる。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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