
『魔女の宅急便』4Kデジタルリマスター版ポスター画像 (C)1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation
【画像】「えっ、遠距離恋愛も?」 これが恋や仕事を通じて大人の女性へと成長した「キキ」の姿です(4枚)
「大人になって見たら号泣」の声が多い?
スタジオジブリの名作『魔女の宅急便』の4KデジタルリマスターIMAX版が、2026年6月19日(金)より全国のIMAX劇場で期間限定上映を開始しました。宮﨑駿監督が1989年に手がけた同作は世代を超えて親しまれていますが、今年5月8日に日本テレビ系列「金曜ロードショー」で放送され、各映画館などでも4Kデジタルリマスター版のポスターが掲示されており、改めて同作への関心や思い出を語る声もSNSで多くなっています。
特に多いのが、「大人になってから見ると、子供の頃とは全然違う印象を受けた」という声です。
以前にマグミクスで配信した記事に寄せられた読者のコメントでは、「10代の頃は『かわいい作品だなぁ』くらいしか思ってなかった。成人してひとり暮らしして、金ローで何気なく見ていたら大号泣。周りに言ったら意外にも『わかる』と言ってくれる人が多くて、年齢や経験とともに感想って変わるんだなぁと思った」という声が、多くの共感を集めています。
また、「自分に子供が生まれて、13歳で旅に出さなきゃいけないと想像して見てたら号泣した」という声もあり、視聴者の人生ステージによって、受け取り方が大きく変わる作品であることがわかります。
「子供が主人公であれば、自分と同一化しながら見る。成長したら主人公の先輩や親の視点で見るなど、主人公とその周辺への理解が広がる作品」という指摘もあるように、『魔女の宅急便』は何度見ても新しい発見があるという魅力が広く認められているようです。

物語終盤で、ジジの言葉がわからなくなる描写の意味は……? (C)1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N
ようやく気づいた「ジジが話せなくなる意味」
また、作中の終盤で黒猫ジジが「言葉を話さなくなる」ことについても、「大人になってからの気づき」を感じる人が多いようです。
「子供の頃は魔力が落ちてジジと話せなくなったと思ってたけど、自分の子供と親の立場で見てたら、経験を積んで心も身体も成長したからなんだろうなって思うようになった」などの声のほか、「キキとジジはお互い成長してそれぞれ友達ができ、人と猫として本来のあり方になったから会話ができなくなった」「最初の魔法と復活後の魔法は異なるもので、前者は自分の世界に閉じこもる子供の象徴、後者は他者とつながる大人の象徴という意味かもしれない」といった、興味深い意見も見られました。
『魔女の宅急便』が13歳の少女の成長物語であることは、もちろん公開当時から明らかにされていましたが、「見る年代によって受け取るメッセージが違うというのは、すごい作品だと思います」という声があるように、年を重ねるごとに新たなメッセージに気付かされる「成長物語」の奥深さこそが、同作が幅広い世代に愛される理由のひとつなのかもしれません。
今回の4KデジタルリマスターIMAX上映は、久しぶりに劇場でキキの成長物語と向き合う絶好の機会となりそうです。
