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ホンダ「プレリュード2027年モデル」何も変わらない標準車と深紅の特別仕様車「月額2200円サービス」がケチくさい

ホンダ「プレリュード2027年モデル」何も変わらない標準車と深紅の特別仕様車「月額2200円サービス」がケチくさい

 2025年9月に約24年ぶりに復活したプレリュードに、2027年モデルが登場した。率直に言う。標準モデルは価格こそ617万9800円に据え置かれたが、機能面でも内装面でも変わったところが見当たらない。内装色の選択肢も装備の中身も、発売時から何ひとつ動いていないのだ。期待して待っていた人には、肩透かしの年次改良である。

 ホンダが力を入れたのは、特別仕様車「2027 Limited Edition」の方だ。6月18日から全国のHonda Carsで受注を開始し、8月20日に発売予定。価格は630万6300円。専用ボディカラー「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」にボルドー×ブラックのコンビシート、赤アクセントのバンパー、切削ブラッククリアのアルミホイール。さらには赤キャリパー、赤ステッチのステアリング、助手席側ミドルライニングやPRELUDE刺繍ロゴなどへのボルドー加飾と、外から内まで深紅で統一した完成度の高い一台に仕上がっている。

 630万円超えと聞くと高く感じるが、標準車との差額は12万6500円。そこからプレミアムクリスタルガーネット・メタリック相当の有料色分(税込8万2500円)を差し引けば、専用装備への実質上乗せは約4万4000円にすぎない。
 ボルドー内装に赤キャリパー、ホイール色違い、各所の専用加飾を全て含んでの、この差額だ。Limited Editionを選ぶ人が割安感を覚えるのは、数字を見れば十分に理解できる。

 ただ、その完成度の高さが、標準モデルの物足りなさをかえって際立たせている。内装色は「ブルー×ホワイト」と「ブルー×ブラック」の2パターンのみで、しかも「ブルー×ブラック」はムーンリットホワイト・パール専用の固定設定だ。好きなボディカラーに好きな内装を合わせたくても、選べる組み合わせは最初から決まっている。600万円を超える趣味のスペシャリティカーとしては窮屈な話で、今回の年改でもその自由度は変わらなかった。

三菱デリカミニは10年間無料なのに…

 買う前にもう一点、確認しておきたいのが、コネクトサービスの課金体系だ。Honda Total Careプレミアムの基本パック(緊急サポートセンター、スマホからのリモート操作、自動地図更新)は、初回申込から12カ月間は無料。2年目以降は月額550円が自動継続される。

 さらにGoogleマップやGoogleアシスタントを車載ディスプレーで通信量無制限に使う「Googleアプリ/サービス専用通信プラン」は月額990円の追加オプションで、ALSOK駆けつけサービスとデジタルキーも各月330円かかる。これらも初年度は無料だが、2年目以降に全部入りで継続すると月額2200円になる。

 同じGoogleビルトインを採用する三菱デリカミニは、GoogleマップやGoogleアシスタントが初度登録日から10年間、無料だ。通信コストをわずか1年しか負担しないホンダの姿勢は、どこかケチくさい。

 Limited Editionは装備と実質差額を考えれば、素直に魅力的な選択肢だ。だが標準車には「何も変わらなかった」という事実だけが残る。内装色の自由化はなく、課金体系の見直しもない。次の改良を待つか、今のうちにLimited Editionへ踏み切るか。その二択がじわじわと迫ってくる。

(ケン高田)

配信元: アサ芸プラス

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