『STARDOM THE CONVERSION 2026』国立代々木競技場 第二体育館(2026年6月20日)
IWGP女子選手権試合 ○朱里vs山下りな×
朱里が一発勝負で山下を下し、IWGP女子王座3度目の防衛に成功。なつぽいが7・18大田区大会での挑戦を表明し、V4戦が決定的となった。
IWGP女子王者・朱里は5・26後楽園大会で山下を次期挑戦者に指名。山下が“前哨戦なし"を条件に提示し、この日、両者が一発勝負のタイトルマッチに臨んだ。
山下のトラースキック、朱里のハイキックをともに読み合うスリリングな展開で幕開け。グラウンド勝負でも互いに一歩も譲らず。山下はダブルレッグロックで動きを止めにかかる。朱里は三角絞めで絡みつく。なおも朱里がドロップキックで追撃すると、山下は串刺しラリアットで応戦。エルボー合戦も連打で制したが、朱里はサッカーボールキック連打でやり返し、アンクルホールドで絞め上げた。
耐えた山下は追尾式ラリアットで逆襲。スライディングラリアットを叩き込む。コーナーからのダイブ攻撃を朱里に阻まれてもスリーパーで絞首刑に。エプロン上での攻防は朱里がドロップキックで制し、山下は後頭部を鉄柱に痛打。それでも朱里のエプロンからのダイブ攻撃をキャッチし、場外パワーボムを敢行したが、朱里もフラップジャックでエプロンに激突させた。
ともに大ダメージを負いながらもリングに戻ると、朱里がダイビングギロチンドロップで追い討ち。再びコーナーに上がったが、山下が雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。山下がコーナーに上がると、今度は朱里が雪崩式ブレーンバスターを敢行。クロス式アキレス腱固めで捕らえる。山下がロープに逃れても、バッククラッカー、ハーフハッチと攻撃の手を緩めず。再びアキレス腱固めで絞め上げた。
ロープに逃れた山下はエルボー、延髄斬り、バックドロップの波状攻撃で巻き返す。朱里もコードブレイカーで応戦。山下がジャーマンで投げても、すぐさまジャーマンでやり返し、山下がトラースキックをお見舞い。朱里も飛びヒザ蹴りでやり返し、ダブルダウンに持ち込んだ。
意地の攻防はともに連打を打ち合うヒザ立ち状態でのエルボー合戦に発展。最後は相打ちで再びダブルダウンに。ともに立ち上がると、山下がショートレンジラリアットでなぎ倒す。朱里もミドルキック連打でねじ伏せて譲らず。バズソーキックをキャッチした山下がパワーボムを狙ってもウラカンラナで切り返した。
山下もブレーンバスターで引っこ抜いたが、朱里はすぐさま立ち上がってランニングニーをぶち込む。負けじと山下はショートレンジ、ランニングとラリアットを連発。肩車状態から前方に叩き落とす変型フェースバスターで追い討ちをかける。朱里が2カウントで返してもスプラッシュマウンテンによる仕上げを狙った。
朱里も不時着し、ハイキックとラリアットの打ち合いに持ち込む。3度の相打ちの末、山下がラリアットを叩き込み、アックスギロチンドライバーで追い討ち。朱里も流炎ですぐさまやり返し、山下が頭突きをぶち込んでも、カウンターのハイキックをさく裂。バズソーキック、頭突きを叩き込むと、白虎で絞め上げて山下をギブアップさせた。
試合後、マイクを持った朱里は「山下りな、分かってたことだけど、最高だよ!」と称え、「前哨戦なし、一発勝負? ワクワクが止まらなかったよ。今日、IWGPをかけて戦ってくれて、本当にありがとうございました。私、スターダムに入団して、その前、結構試合してたじゃん。入団したからさ、試合できる日が来るなんて思ってなかったのよ。でも、こうやって続けてれば、リングでプロレス続けてれば、また出会うことができるんだなと思って。本当にありがとうございました」と山下に感謝のメッセージを送った。
山下は「朱里さん、まだまだ届かねえな! 出会った当初はここでは言えないぐらいメチャクチャなことをしてましたね。今日、久しぶりに試合して、どうしても、昔より近くにいるってことを勝って証明したかった」と悔しさをにじませながらも、「悔しいより楽しい感情が多くて、このヤロー!」とキッパリ。「私こそ、また会えるとは思ってませんでした。今日こんな舞台を用意してくれて、本当にありがとうございます」と感謝し、「今日からまた私たち、次の物語が始まったんじゃないかなって思ってます。今日、手応えを感じたので次は勝てるような気がします。その日まで最強の朱里さんでずっといてください。本当に今日はありがとうございました。大好きだ!」とメッセージを返すと、二人は抱き合った。
山下が去ると、入場ゲートになつぽいが現れた。リングに歩を進めると、「朱里さん、朱里さんはいいよなあ。強くて、カッコよくて、ベルトもあって。それに比べて私はかわいくて、素敵な仲間たちもいて、カッコいい旦那さんもいて」と切り出し、「ただ! 足りないのはそのベルトだけだ! 朱里さん、そのIWGPのベルト挑戦させてください」と挑戦を表明した。
これを受けて朱里は「ちょっと待って。まさかね、なつぽいが来てくれるなんて思ってなかったから、凄いうれしい。けど、なんだ? あのマイク」と困惑しながらも、「もちろん、このIWGPをかけてやりたいっていうんであれば受けて立ちます」と受諾した。するとなつぽいは「朱里さん、覚悟はできてます。準備もできてます」と言い切り、「なので、7・18大田区総合体育館、挑戦させていただけますか?」と舞台を指定。岡田太郎社長が承諾すると、朱里は「このIWGPのベルトをかけて正々堂々やりましょう」と呼応するように投げかけた。
難敵・山下を退けたのもつかの間、なつぽい迎撃が決定的に。過酷な防衛ロードが続くが、朱里は「次の防衛戦、しっかりとなつぽいに焦点合わせて練習して、最高の状態でこのIWGPの価値を高めていきます」と誓ってみせた。
【朱里の話】「山下りな戦、4度目の防衛に成功しました。山下りなとずっとシングルでやりたいと思っていて、こうやってスターダムに来て、また1対1で試合ができると思ってなかったんで、今日この日を迎えられて、最高な気持ちです。そして、その山下りなから防衛できたこと、このIWGPのベルトの価値がさらに上がったと思ってます。次の防衛戦、なつぽい。いや、来ると思ってなかったんで、かなりビックリしましたね。しかもあのマイクってなんか聞いたことあるような気がしたんですけど。なつぽいはね、このIWGPのベルトを懸けて真剣にこのベルトが欲しくて言ってきてくれていると思うんで。次の防衛戦、しっかりとなつぽいに焦点合わせて練習して、最高の状態でこのIWGPの価値を高めていきます。ありがとうございました」
【山下の話】「ああ、悔しいな。リング上でも言ったけど、悔しいのに楽しいが大きくて。まだまだですな、私も。でも、次はやっぱり勝てそうだから。来週とか、その翌週でもいいんで、なんかできないですかね? ダメ? ダメっすか。残念…。シングルはじゃあしばらくお預けにしますよ。次はいつかな。次はもしかしたら私が朱里さんに胸を貸すかもしれないし。これからどうしようかな。朱里さんを山下節でメチャメチャに困らせてやろうかな。まだまだやりたいことがいっぱいあるよ。朱里さんとも、このスターダムでも。次の山下りなに乞うご期待だ!」

