暑くなるとさっぱりした冷たいものを欲するようになるが、それに抵抗するような「ご飯が進む夏のごちそう」が新たに誕生した。からあげ専門店「からやま」が6月19日から販売している「塩にんにくからあげと豚しゃぶ盛り定食」(1078円)だ。期間限定ゆえ、早めに食べておかねばと、実食を試みた。
塩にんにくからあげは鶏もも肉を塩ベースのタレに漬け込んでにんにくの旨みを引き出しており、豚しゃぶは豚バラ肉にネギや生姜などの薬味を香味ベースのタレで合わせ、ラー油の辛みで全体を引き締めたもの。さっぱりしながらも、奥深い旨みがあとを引くのだという。わりとチャレンジングな限定メニューが多い「からやま」だが、今回はわりと王道を狙った印象だ。
まずは豚しゃぶだ。ヒンヤリと冷えた豚バラ肉は非常に柔らかく、脂の甘みが感じられる。刻みネギや生姜が混ぜ込まれた香味ダレは思っていた以上に塩味と酸味がしっかりめに効いていて、さっぱりというよりは断然濃厚だった。
もやしときゅうりのフレッシュなシャキシャキ食感もあるが、にんにくの風味が強くパンチがあって、ラー油のほのかな辛みが加わる。「豚しゃぶでご飯が進むのか」という疑念をあっさりと打ち砕く、白米をもりもりかき込みたくなる味わいである。
卓上のゴマドレッシングをかけて味変
塩にんにくからあげはというと、外はカリッと中は肉汁ジューシーな揚げ具合が相変わらず素晴らしく、塩ダレの主張はそこまで強くない。にんにくはむしろ豚しゃぶの方が効いていたと思えるほど控えめで、サクサクといくらでも食べられる気がする。
少し物足りなく感じる人がいるかもしれないが、そんな時は卓上のゴマドレッシングをかけて食べるとクリーミーさとコクが加わるので、アレンジするのもいいかも。

正直言って、豚しゃぶはそこまで量はないが、塩にんにくからあげはひと口で食べきれないサイズのものが3つも入っているので、食べ応えはバッチリだ。
2つの食材がそれぞれの足りない部分を補い合っているようで、とてもバランスが良い。これなら食欲が減退している時でもしっかり食べられるだろうし、スタミナも付きそう。夏にぴったりの一品だった。
(小林洋三)

