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スパーズがニックスに敗れた理由は“慢心”?「サンダー戦が彼らの頂点だった」とハートが勝因を語る<DUNKSHOOT>

スパーズがニックスに敗れた理由は“慢心”?「サンダー戦が彼らの頂点だった」とハートが勝因を語る<DUNKSHOOT>

NBAの2025-26シーズンの頂上決戦は、イースタン・カンファレンスを勝ち上がったニューヨーク・ニックスと、ウエスタン・カンファレンスを制したサンアントニオ・スパーズが激突した。

 結果は4勝1敗でニックスに軍配。5戦で決着がついたとはいえ、5試合のうち4試合は4点差以内、そのうち2試合はわずか1点差で決着したように接戦の連続で、ニックスが若手の多いスパーズ相手に2桁点差から挽回して4勝をもぎ取った。

 現地時間6月19日(日本時間20日)、ニックスのジョシュ・ハートはジェイレン・ブランソンとのポッドキャスト番組『The Roommates Show』のスペシャルライブで、スパーズとのシリーズへ臨む上で大きな勝利の要因になったことをこう明かしていた。

「誰もがスパーズはサンダーに勝たなければならないと言っていた。そして彼らはサンダーを倒した。でも、そこが彼らにとっての頂点だったんだ。その後、俺は(ブランソンに)『あの反応を見たか?』と聞いたんだ。彼らは自分たちが勝つ、すべてが終わったと思っていたのさ」
  ニックスは今年のプレーオフでアトランタ・ホークスとのファーストラウンド第4戦から2連勝(4勝2敗)で勝ち抜けを決めると、カンファレンス・セミファイナル(対フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、カンファレンス・ファイナル(対クリーブランド・キャバリアーズ)をスウィープで撃破。

 対するスパーズは、カンファレンス・ファイナルで前年王者オクラホマシティ・サンダーと激突。2勝3敗で追い詰められながら、続く第6、7戦を制してファイナルへと駆け上がった。

 レギュラーシーズンで、スパーズはウエストならびにリーグ2位の62勝20敗(勝率75.6%)をマーク。サンダーが唯一上回る64勝18敗(勝率78.0%)を残しており、そのチームをプレーオフで倒したことで、ファイナルでもホームコート・アドバンテージを獲得した。

 サンダーとのシリーズを制したスパーズの選手たちが大喜びしたのは言うまでもない。前年王者で、今年も本命に挙がっていた難敵を倒したのだから当然だろう。 ただ、それがニックスの選手たちへ火を火をつけたとも言える。キャブズとのシリーズを4戦無敗で終え、1999年以来初のファイナル進出を決めた時点でも、ニックスに慢心はなかったとハートは言う。

「クリーブランドに勝った後、祝福するのは難しかった。『あと4試合だ』という気持ちだったからね。イースタン・カンファレンス優勝は素晴らしい功績だけど、俺たちは全員、『これはあくまで通過点であって、ゴールではない』と考えていたんだ。第4戦と第3戦後の反応を見ればそれがわかるはずだ」

 もちろん、スパーズもサンダーとのカンファレンス決勝を終えて、ファイナルへと切り替えていた。ヴィクター・ウェンバンヤマやステフォン・キャッスル、ディアロン・フォックス、ディラン・ハーパー、デビン・ヴァッセルらを擁するチームは、ニックスとの頂上決戦でもポテンシャルの高さを幾度も見せていた。
  だが大量リードを奪った後の戦い方や、相手が猛追して接戦に持ち込まれた時の対応など、いくつか悔いが残るプレーもあり、最終的に5戦で敗れ去った。

 ハートが指摘した点が、両チームの明暗を分けた最大の要因だったとは言い切れない。それでも、毎試合でニックス相手に2桁リードを奪ったことで、どこかで油断してしまった部分があり、終盤の競り合った場面でも拭えなかったのかもしれない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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