
「羨望を超えたものがある」チュニジアを4発粉砕した日本代表の“完成度”に韓国メディアが本音を吐露!「正直、隣国の大勝は複雑だが…最大の教訓を得た」【W杯】
現地6月20日、北中米ワールドカップ・グループFの第2戦で日本代表はチュニジア代表と対戦し、4-0の快勝を収めた。
開始4分に中村敬斗のアシストから鎌田大地が先制点を挙げると、31分にはカウンターから上田綺世が強烈なミドルショットをねじ込んで2-0。後半はやや攻めあぐねたが、69分に上田のパスに抜け出した伊東純也がダメを押し、さらに83分には上田のループヘッドで4点目を決める。過去最多&アジア歴代最多となる4ゴールを挙げ、見事4-0で勝ち切った。
グループFは日本、オランダ、スウェーデン、チュニジアが同居。第2戦を終えてオランダと日本は1勝1分けの勝点4でも得失点差でも並んだが、総得点差1でオランダが首位に立ち、1勝1敗で勝点3のスウェーデンが3位、連敗のチュニジアは最下位で敗退が確定した。最終戦は日本vsスウェーデン、オランダvsチュニジアの2試合が開催される。
日本の圧勝劇に独自の見解を示したのが、韓国メディア『THE FACT』に寄稿するパク・スンギュ記者だ。「1000回目の舞台で咆哮を轟かせた日本、韓国サッカーに“宝剣”の活用法を問う」と題したコラムを掲載した。
同記者は「ワールドカップにおけるアジア最多得点を記録した日本の組織力には、羨望を超えて突きつけられる冷徹な問いかけがある。隣国の歴史的大勝を見つめる気持ちは正直複雑だ。しかしそこには、羨ましさを超えて冷たい警鐘として響くものがあるのだ」と論じる。
さらに、「私たちは日本サッカーの強固な組織力や選手層を羨みながら、『特定のスターへの依存から脱却すべきだ』と語る。だがそれは、本質を見誤った診断だ。世界レベルのハイクラスなスター選手を抱えるということは、ワールドカップという戦場において他国にはない強力な宝剣を手にしているのと同じ。本当の問題は『スターがいること』ではなく、そのスターの破壊力を最大化するだけの戦術的な深みが欠けていることだ」と、日韓両代表チームの違いを指摘する。
パク記者は「チュニジア戦のMVPは間違いなく2得点・1アシストの上田だった。しかし試合内容を細かく見れば、日本は上田にすべてを委ねてはいなかった」と踏み込む。そのうえで「上田はフィニッシュを担当したが、ゴールはチーム全体で作り出したものだった。現代サッカーはエースを中心に回るが、エースひとりで戦うスポーツではない。エースを活かす仕組みがあってこそ、その価値は最大化される。リオネル・メッシを活かすアルゼンチン代表然りだ」と力を込める。
そして、「日本はチュニジア戦で鎌田や上田を中心に、綿密に構築された戦術システムの中で選手個々の長所を100%引き出した」と持ち上げる一方で、「韓国は世界が羨むソン・フンミンやイ・ガンインという宝剣を持ちながら、彼らが孤立した状態でも個人技によって活路を開くことを期待する、そんな安易なサッカーを繰り返してきたのだ」と問題視。「スター依存症という言葉の陰に隠れた戦術的無能と放任。そこにこそ本当に向き合うべき課題がある」と主張する。
韓国代表はグループAの初戦でチェコ相手に2-1の逆転勝ちを収めたが、続く第2戦は地元メキシコに0-1で敗れ去った。最終戦の相手は勝点3で並ぶ南アフリカ。敗れればグループリーグ敗退の危機に直面する。
パク記者は「南アフリカ戦を前に、日本が韓国へ投げかけるメッセージは明確だ。宝剣の刃を研ぎ澄まし、『ワンチーム』として戦え、ということである。日本の勝利から最大の教訓を得た。それは結局のところ、『持っている資源を完璧に機能させる成熟さ』の有無だ」と評し、「ライバルが放った厳しい鞭を良薬とし、揺らぐ韓国サッカーの真のプライドと品格を証明してくれることを切に願う」と想いを込めた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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