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”涙腺崩壊”長友の熱弁に何度も頷いた選手が…「第2戦の壁」を破った日本の舞台裏【W杯】

”涙腺崩壊”長友の熱弁に何度も頷いた選手が…「第2戦の壁」を破った日本の舞台裏【W杯】


[北中米W杯グループステージ第2節]日本 4−0 チュニジア/6月20日/エスタディオ・モンテレイ

 2026年6月20日(日本時間21日)、日本代表は北中米ワールドカップのグループステージ第2戦でチュニジアと対戦し、4−0で快勝した。過去7大会の第2戦は1勝3分3敗。決して良いとは言えない成績だったが、日本は“第2戦の壁”を見事に打ち破った。

 では、オランダとの初戦を終えたチームは、この一戦にどう向き合ってきたのか。試合後の公式会見で森保一監督が、その舞台裏を明かした。

「1戦目が終わった時、もうすでにコーチングスタッフから2戦目の向き合い方について伝えてもらいました。スタッフだけでなく、経験豊富な選手もワールドカップでの体験談を伝えてくれましたし。良い緊張感を持って2戦目に向かってくれたのは大きかったです。

 今回、動画(Team Cam)でも長友(佑都)がミーティングでみんなに伝えたシーンがあります。もう皆さんもご覧になったと思いますが、ベテランたちがワールドカップで戦った経験をチーム全体に伝えてくれる部分は我々の強みです」

 日本サッカー協会が公開した『Team Cam』では、チュニジア戦を前にしたミーティングで、長友が選手たちへ熱い言葉を投げかける様子が収められている。
 
「俺、2戦目は1回も勝ててないから。一回緊張の糸が切れるというか、そういう部分もあると思うから。もう一回引き締めてみんなでやろう。

 オランダ戦に出た選手は一生懸命戦ってくれて、途中で出た選手は本当に流れを変えてくれた。オランダの選手、後半誰ひとり立ってないんだよね。ベンチ前で。でも全員立っている俺ら。本当に一つになって戦えていたと思う」

 長友はさらに、出場機会の有無に関係なくチームを支える選手たちの姿勢を称えた。

「(後藤)啓介なんか、若いのに一番前に出て前半から声を張り上げていた。(塩貝)健人はライバルかもしれないけど、途中で出る時に水を持って話しかけに行っているんだよ。出られないから悔しいと思うけど、みんながそういうことをやっている。ベテランとか若手とかじゃなくてね。

 (吉田)麻也と(南野)拓実はゴールの時に輪の中に入れない。そんな悔しい気持ちもありながら、試合後に選手が使ったスパイクを磨いていたんだ。普通はなかなかできないよ。本当に世界一の団結力だと思うから。絶対に(決勝戦の)7月20日まで残るから。途中で帰る気はないから。頑張りましょう」

 ”涙腺崩壊”のこの言葉に何度も大きく頷いていた選手がいた。

 10番の堂安律だ。

 オランダ戦後の日本は、慢心とは無縁だった。ワールドカップを知るベテランたちが過去の経験を語り、その思いを若い世代が受け継ぐ。そして全員が同じ方向を向く。

 チュニジア戦の4−0という結果は、そうしたチームの結束力が生み出した勝利でもあった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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配信元: SOCCER DIGEST Web

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