戦前には「40%超え」が予想されたサッカーW杯「日本VSチュニジア戦」のテレビ視聴率は、案外なものだった。
日本テレビ系による6月21日の試合時間(午後1時から2時55分)の生中継は、世帯平均視聴率33.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。瞬間最高視聴率は、試合終了時の午後2時25分で37.0%だった。
歴代の日本代表の鬼門となった、グループリーグ2戦目。4-0で鮮やかに勝利し、日本のW杯史上、1試合の最多得点となった。
1戦目の6月15日のオランダ戦は午前5時からだったが、NHK生中継の世帯視聴率は27.1%。試合が終了する場面で、瞬間最高となる34.9%を記録した。
チュニジア戦は日曜昼の試合開始とあって、1戦目よりもさらなる高視聴率が期待された結果、6.1ポイント上回ったが、
「40%超えにはならず、意外にも伸びませんでした。というのも、今大会は動画配信サービスDAZNが全試合、生中継。さらに日本戦はNHK BSでも生中継しました。CMを見たくない人、オランダ戦で賛否両論が巻き起こった本田圭佑の日本テレビでの解説を聞きたくない人は、DAZNかNHKでの視聴を選んだことでしょう。DAZNでの生中継がなければ、もっと視聴率が上積みできていたはずですが」(テレビ局関係者)
前夜の3時間スペシャルはダラダラやりすぎだった
日本テレビはチュニジア戦の前夜、午後7時から3時間にわたり、W杯特番「緊急生放送!FIFAワールドカップの今知りたいこと、全部わかりますSP」を放送し、世帯平均視聴率は7.3%だった。
同時間帯の放送では、午後7時から2時間放送された「池上彰のニュースそうだったのか!2時間SP」(テレビ朝日系)の9.8%に及ばなかった。
「さすがにサッカーを見たい視聴者ばかりじゃないし、3時間もダラダラやられたら、サッカー好きの視聴者も飽きてしまうでしょう。もっとコンパクトに要点だけをまとめて放送した方が、数字は伸びたのではないでしょうか」(前出・テレビ局関係者)
NHKで生中継するスウェーデン戦のキックオフは、6月26日の午前8時。平日の出勤時間帯だが、どんな視聴率になるのか。
(高木光一)

