
「みんなが理想としている10番像ではないかもしれない」チュニジア戦で守備に奮闘した日本代表10番が明かした本音「俊輔さんや名波さんを超えたいと思うなら…」
[北中米W杯グループステージ第2節]日本 4-0 チュニジア/6月20日/エスタディオ・モンテレイ
日本代表は現地6月20日、北中米ワールドカップのグループステージ第2節でチュニジアと対戦し、4-0で圧勝を飾った。
1トップの上田綺世が2点、2シャドーの鎌田大地と伊東純也が1点ずつと攻撃陣が結果を残したなか、右ウイングバックで出場した堂安律は、むしろ守備で奮闘。粘り強いディフェンスで右サイドを死守した。
だが、背番号10は満足していない。
「僕自身は、全然、攻撃のところではまだまだやれると思っているので。満足はしていないです。今日の出来にはもちろん満足していないですし。自分的にはまだまだやれると思っています」
深い位置まで戻るため、攻撃で決定的な役割を果たせていない。それでも、「チームが勝つためなら、優勝するために、自分がこのポジションを監督に求められて、勝つ確率が1パーセントでも上がって、チームが優勝できるなら、僕はそれをやると決めて、この大会に来ています」と思いを口にする。
「みんなが理想としている10番像ではないかもしれないですけど、僕としては勝たせる選手が10番だと思っているので。得点・ゴールがもちろん理想ですけど、そうではなかったとしても、チームに貢献できるようにやっていきたいなと思っています」
28歳のレフティは「ゴール・アシストで、チームを勝たせることが僕の理想の10番。それができないとなったときに、どうチームに貢献できるのかというのを考えながらやっていますし。過去の10番の中で、自分が日本代表を一番上に導いたと思わせたいです。一番点を取った、それもかっこいいですけど、結局僕がチームを勝たせるのが、このチームの10番であるべきだと思っているので」と続けた。
現日本代表の名波浩コーチや中村俊輔コーチは、過去に10番を差負った。
「チームに俊輔さんいたりとか、名波さんいたりとか、いろんな先輩たちいる中で、彼らの能力を超えるとかそんなの関係なしに、彼らを本当に超えたいと思うなら、チームとして結果を出すべきだと思うし、チームとして彼らの時代を超えるべきだと思っていて、その時代の10番でありたいと自分は思ってますし、そういう意志は強いですね」
あくまでチームファースト。それでも、前回大会2ゴールの男は、得点に絡む仕事もそろそろ見せてくれるはずだ。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)
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