林下詩美が22日、都内・スターダム事務所で会見。同日付でのスターダム再入団が発表され、6・30後楽園大会でのワールド・オブ・スターダム王座挑戦も電撃決定した。
詩美はマリーゴールドを退団後、5・26後楽園大会に電撃来場。スターダム参戦を表明し、上谷沙弥に対戦を要求した。5・30神戸大会から古巣のリングに登場し、6・20代々木大会では8人タッグマッチで上谷との再会対決が実現。上谷にピンフォール勝ちを収め、スターダム再入団を宣言していた。
そして、この日、岡田太郎社長同席のもと会見に臨み、再入団が正式発表された。2024年3月の退団以来、2年3ヵ月ぶりに所属となった詩美は岡田社長からプレゼントされた選手用ジャージに袖を通し、「自分の中で目標だったり、やりたいことたくさんあるんですが、スターダムの一員として、レスラーとして、林下詩美、まだまだ大きくなっていきたいと思いますので、皆さん、スターダムの林下詩美、応援よろしくお願いします」と所信表明した。
そこへやってきたのがワールド王者・すず。「何かちょっとこいつ安心してんじゃねえ? 若干アグラかいてねえ?とか思ったんだけど、私の知ってる林下詩美ってこんなんじゃないのね。もうちょっとイキイキしてたというか、ギラついてたというか、貪欲だったなっていうイメージがあるんだけど。おとなしくない? 何か最近」と詩美の現状を指摘すると、「ちょっと面白いこと思いついちゃったんだけど、これかけてやらない?」とワールド王座戦を提案した。
これを受けて岡田社長が認め、両者によるタイトルマッチが電撃決定した。その場で調印書が用意され、両者、岡田社長がサイン。舞台は6・30後楽園大会に決まった。
詩美の赤いベルト挑戦は第17代王者・舞華に敗れた2024年3・20名古屋大会以来、2年3ヵ月ぶり。勝利すれば2021年12・29両国大会で朱里に敗れて陥落以来、4年半ぶり2度目の戴冠となる。
入団当日にいきなりのタイトルマッチ決定に詩美は驚きながらも「やっぱり強さの象徴、団体の象徴のベルト。誰もが欲しいものだと思いますし、自分もあのベルトが欲しいと思ってるので、ベルトに挑戦できること自体、凄くうれしいです」と喜びつつ、「こんなチャンスもないと思っております。林下詩美が鈴季すずとのタイトルマッチでメチャクチャ凄いところ、メチャクチャカッコいいところ、スターダムにメッチャ凄いヤツが来たってところを見せたいと思います。あらためてスターダム林下詩美、よろしくお願いします」と誓った。
7・18大田区大会で開幕する『5★STAR GP 2026』に3年ぶりの出場も決まったばかり。6・30後楽園大会ですずに勝利すればワールド王者として臨む公算大。「私がプロレスラーとして、あのベルト欲しいもありますけど、いろんな意味も込めて欲しいですね。あのベルト持って5★STAR出たいです」と見据えた詩美は「すでに戻ってきた林下詩美を注目してる人はいっぱいいると思うんですが、そこにさらにベルトがあったら、もう、みんな林下詩美を見て見ぬ振りできないだろうなと思います」とし、戴冠のあかつきには上谷を挑戦者に指名する構えもみせた。
【会見の模様】
▼岡田社長「先日の代々木大会の終了後に林下詩美選手から入団しますと力強い言葉をいただきまして、参戦して1ヵ月経ってない状態ではありますが、多くのスターダムのファンの皆様から支持を得ていると実感しておりますので、詩美選手の宣言に応えまして、本日6月22日、正式に入団とさせていただきます。よろしくお願いします」
▼詩美「よろしくお願いします」
※岡田社長が選手用ジャージをプレゼント
▼詩美「着ていいですか?」
▼岡田社長「お願いします。本当に身も心もというか、心機一転、スターダムの林下詩美として活躍をしていただきたい」
※詩美が選手ジャージに袖を通す
▼詩美「スターダムの林下詩美です。スターダムに改めて入団させていただきました。自分の中で目標だったり、やりたいことたくさんあるんですが、スターダムの一員として、レスラーとして、林下詩美、まだまだ大きくなっていきたいと思いますので、皆さん、スターダムの林下詩美、応援よろしくお願いします」
※すずが会見場に乱入
▼すず「ちょっとちょっと、すいません。私、今聞いてたんですけど、面白いこと思いつきました。詩美が帰ってきて…あ、久しぶり」
▼詩美「久しぶり」
▼すず「詩美が帰ってきて意外とね、お客さんも選手も結構、歓迎ムードじゃない? よかったなってちょっと安心したっしょ? 批判少なくてよかったなって思ったっしょ?」
▼詩美「ちょっと思った」
▼すず「それがね、私伝わってきてたの。何かちょっとこいつ安心してんじゃねえ? 若干アグラかいてねえ?とか思ったんだけど、私の知ってる林下詩美ってこんなんじゃないのね。もうちょっとイキイキしてたというか、ギラついてたというか、貪欲だったなっていうイメージがあるんだけど。おとなしくない? 何か最近。どう? ちょっと面白いこと思いついちゃったんだけど、これかけてやらない? これかけてやりたくない? あれとかない? 紙、紙。ここ会社だから調印書とかあるでしょ? 持ってきてよ。これ、やっちゃダメ?」
▼岡田社長「面白い」
▼すず「面白くない?」
▼岡田社長「はい」
▼すず「どう思います? 面白いと思うでしょ? こういうことですよ。さっき言ったでしょ。思いついたことをすぐやる、考えるより先に行動。有言実行します。というわけで、赤かけてやろうや」
▼岡田社長「やりましょう」
▼すず「いいんですか?」
▼岡田社長「やりましょう」
▼すず「決まり!」
▼岡田社長「調印書を刷って持ってきたら、このまま調印式やりましょう」
▼すず「やろう、やろう。おもろいやん」
▼岡田社長「日付はすぐがいいですよね?」
▼すず「もちろん」
▼岡田社長「すぐ5★STAR入ってしまうので、後楽園にしましょう。6月30日、後楽園で調印書を刷ってもらいました」
▼すず「イエーイ。決まり」
▼詩美「いいんですか?」
▼すず「やりたいんだろ?」
▼詩美「やりたい。こんなで決まっていいの?」
▼すず「これが鈴季すずの時代ってことですからね。鈴季すずがプロレス界を面白くするって、こういうことですよ」
※調印書が用意されて3人がサイン
▼岡田社長「はい、では調印書、二人のサイン、私のサインを入れさせていただきましたので、6月30日、後楽園。正式決定でいきます」
▼すず「よっしゃあ! じゃあ6月30日、後楽園楽しみにしてるから。よろしく」
▼詩美「よろしく」
▼すず「よーし、ベルト、ピカピカに磨くぜ。ピカピカに磨こ」
※すずは退席
▼岡田社長「ありがとうございます」
▼詩美「ありがとうございます」
▼岡田社長「ということで6月30日、後楽園ホールで鈴季すず選手の持つワールド・オブ・スターダムタイトルに挑戦していただきます」
▼詩美「はい。ありがとうございます。ちょっとまだいろいろ追いついてないんですが、スターダム入団しました。赤いベルト挑戦も決まりました。入団したてで、こんな挑戦できるとは凄いですね。ビックリしてます。けど、すずらしいというか、凄いですね。スターダムの荒波を今、凄く感じてるんですが、こんなチャンスもないと思っております。林下詩美が鈴季すずとのタイトルマッチでメチャクチャ凄いところ、メチャクチャカッコいいところ、スターダムにメッチャ凄いヤツが来たってところを見せたいと思います。あらためてスターダム林下詩美、よろしくお願いします」
――正式に入団したことで転校生的な感じはなくなってきた?
▼詩美「まだというか、何か早々に慣れるというか、あ、懐かしいなと思ったら、懐かしいもあるんですけど、新しいものも多すぎて、まだまだ今のスターダム、もっと知るべきこと、感じられるものがたくさんあるなと思います」
――いきなりワールド挑戦が決まったが?
▼詩美「急すぎて。こんな急にベルト挑戦というのをしたことないんですが、入団早々に赤のベルトに挑戦できるというのは凄くうれしいなと思いますし、自分もあのベルトを持っていた時期があって、やっぱり強さの象徴、団体の象徴のベルト。誰もが欲しいものだと思いますし、自分もあのベルトが欲しいと思ってるので、ベルトに挑戦できること自体、凄くうれしいです」
――あのノリのすず選手にナメられているようにも感じられたが?
▼詩美「どうなんですかね。でも、すずってあんな感じですからね。あんな感じだから、自分はナメられてるなっていうのは感じてなくて。どちらかというと、こんな入団してすぐに赤いベルトをかけてって、メッチャすず、林下詩美のこと見てくれてるやんと思いました。私がチャンピオンだったら、そのへんの人とタイトルマッチなんて絶対しないので、すずから見て林下詩美は赤いベルトをかけてやるにふさわしい人だと思われてると思いました」
――仮に獲ったら対戦したい選手がいると思うが挑戦者として指名したい?
▼詩美「もちろんです」
――これで獲れば5★STAR GPにワールド王者として出場することになりそうだが?
▼詩美「すでに戻ってきた林下詩美を注目してる人はいっぱいいると思うんですが、そこにさらにベルトがあったら、もう、みんな林下詩美を見て見ぬ振りできないだろうなと思います。私がプロレスラーとして、あのベルト欲しいもありますけど、いろんな意味も込めて欲しいですね。あのベルト持って5★STAR出たいです」
――代々木のメインは見ていた?
▼詩美「見てました。凄かったですね。すずが凄いっていうのはもともと知ってましたけど、玖麗はデビューしたてのイメージが強かったので。玖麗の凄さも感じましたし、やっぱりすず、とてもクレイジー、凄いヤツだなって思いましたし。会場の熱気も凄く感じて、自分は映像で見てたんですが、画面越しに凄く圧倒されたし、刺激をもらったし、やっぱこうじゃなきゃダメだよなと思いました」
――すず選手とのタイトルマッチではあれ以上の試合を見せると?
▼詩美「見せれると思います。自分とすずは同期なので。同じ2018年デビュー。自分は同期って凄く大好き。大好きな同期と赤いベルトをかけて試合できるって、こんな最高のシチュエーションはないと思ってます。たぶん、こんなワクワクしてるのは私だけじゃなく、すずも楽しみにしてくれてるだろうなと勝手に思ってますので。6月30日、凄いことになるんじゃないでしょうか」
――赤いベルトを巻いていた当時のスターダムと今のスターダムの違いは?
▼詩美「違いは、いる人ももちろん違うんですが、私は当時の頃の若手の子たちが今はもう見違えるほど凄い選手になっていて。知らないユニットだったり、知らない選手だったりがたくさん増えていて。会場にいらっしゃるファンの方の量というんでしょうか。全てが変わってるなと感じています」
――ベルトを獲ったらどうやってスターダムを盛り上げていきたい?
詩美「ベルトを自分が獲りましたら、自分にとって赤いベルトというのは凄く思い入れが強くて、やっぱり団体最高峰のベルトなので。スターダムの顔になって、スターダム、そしてプロレスというものを皆さんに知っていただくことに力を入れていきたいなと思います」
――故郷に帰ってきた感覚なのか、新しい団体に来た感覚なのか?
▼詩美「故郷に帰ってきたという気持ちもなくはないんですが、気持ち的にはまた一から新しく、また新たな一歩という気持ちでいます」
――浦島太郎状態になったところはあった?
▼詩美「全ての面において2年の間の、2年という時間のでかさを感じています。選手の成長はもちろん、やっている会場の規模であったり、来ているファンの人の量だったり、いろんなところに。特に若い選手の…上からみたいな言い方になりますが、選手の成長具合ですかね。感じたのは」
――元Queen's Questのメンバーに対する気持ちは?
▼詩美「それは結構、一人一人に対して、ちょっとずつ違う気持ちがあるんですが、それはここじゃなく本人に言いたいので、また後日」
――代々木大会でAZM選手、天咲選手と愛情のこもったやり取りがあったが?
▼詩美「凄く愛情は感じましたけど、まだちゃんと『お帰り』って言ってもらえてないんで、自分もハッキリ二人に伝えるものを伝えられてないので、次がその時かなと思います」
――ベルトを獲ったら関係修復に繋がると思う?
▼詩美「ベルトは関係ないんじゃないですか。ベルトは私、林下詩美個人、プロレスラーとしてのことで、みんなに伝えるっていうのはプロレスラーじゃない私個人の行動なんで、また別なのかなと思いますね」

