連日のように熱戦が続く北中米ワールドカップ。ピッチ上でのプレー以外にも注目されている点がある。選手の履くスパイクがピンクばかりなのだ。
日本代表がチュニジア代表と対戦した際のスタメンの足もとを確認すると、11人中8人がピンクのスパイクを履いている。
米スポーツメディア『ジ・アスレチック』はスポーツブランドの担当者へのインタビューを通じて、このトレンドの秘密を解き明かしている。
『ナイキ』のグローバルフットボールフットウェア担当であるオディンガ・ニマコ氏は、『ジ・アスレチック』のインタビューに対して、「アスリートや消費者に話を聞くと、大舞台では明るい色が自信を与えてくれるということです。最も鮮やかな色は何か、自信を最大限に引き出す色は何かを考えた時、ピンクはその一つでした」と明るい色を採用した理由を説明した。
ニマコ氏は「アスリートからは、ピンクのような色を履くと『これだけ目立つ色を履くからには、本当に上手くないといけない』という感覚になると言われるんです」と、ピンクがもたらすメンタル面への影響も述べている。
また、『ニューバランス』のフットボール製品部門責任者ロブ・シェルドン氏も「ピンクは、ピッチ上でのエネルギー、視認性、自信を追求する取り組みの一環です」とピッチで目立つ色であることに加えて、エネルギーや自信といった精神面での影響があることを話している。
視認性やピッチ上での存在感の観点からは成功しているピンクのトレンド。数年後、この大会を振り返る時に思い出されるのは、ゴールシーンよりも「ピンクのスパイク」になるかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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