現地時間6月19日に行なわれた北中米ワールドカップのグループD第2節、アメリカ対オーストラリア戦でのこと。試合終盤、フェリックス・ツバイヤー主審が足をつってしまったのか、その場に倒れこんでしまった。
選手や副審が足を伸ばしてあげている最中、カティア・ガルシア第四審が何かのドリンクを持ってピッチ上に。ツバイヤー主審はそれを受け取り、口にすると、すぐさま立ち上がり試合を再開した。
主審が倒れこむという珍しい事態に加えて、“謎のドリンク”を飲むと試合を再開できたことから、SNS上ではツバイヤー主審への心配もさることながら、何を飲んだのかが話題となっていた。
そのドリンクの正体を、米スポーツメディア『ジ・アスレチック』が報じている。
それは、アメリカ・テキサス州に本社を構える『ピックル・ジュース・カンパニー』が開発した「ピックル・ジュース」という機能性飲料のようだ。
同社のフィリップ・キューペンスCEOが、NFL選手が試合中にピクルスのつけ汁をすすっていることから着想を得て開発。30秒ほど口にすると、豊富に含まれたカリウムやナトリウムの効果で筋肉の痙攣を抑えるという。
効果には科学的な根拠があるようだ。2023年、スポーツ栄養学を研究するメイユア・ランチョーダス博士が英公共放送『BBC』の取材に対して「痙攣に対して水を飲むより40%以上効果がある」と話している。
実際にトップアスリートたちも使用している。『ジ・アスレチック』によれば、5時間29分の試合時間で、メジャーテニス大会の決勝歴代2位の長さとなった25年全仏オープンのファイナルにおいて、対戦したカルロス・アルカラスとヤニック・シナーの両者が試合の合間に飲んでいたという。また、サッカー界ではEURO2024のイングランド代表が使用していたそうだ。
「ピックル・ジュース」はアスリート以外でも購入が可能な製品のようだ。ツバイヤー主審のように厳しい環境の中で、激しく動く予定のある方は試してみるのも良いかもしれない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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