
「スウェーデンは頭を悩ませているかもしれない」策士・森保監督が作り上げた”読めない日本代表”の強さ【W杯】
スウェーデン陣営は頭を悩ませているかもしれない。
なにしろ、日本代表のスタメン予想が極めて難しいからだ。オランダ戦から4人を入れ替えたチュニジア戦の先発メンバー、ボランチ固定と思われた鎌田大地のシャドー起用、そして「必ずしもターンオーバーをするわけではない」という趣旨の森保一監督のコメント。これらの要素が、スウェーデン側の分析を一段と難しくしている。
グループステージ2試合で森保監督はフィールドプレーヤー22人を起用した。そのため、スウェーデン戦で先発が確実と言えるのはGK鈴木彩艶くらいだろう。
主力中の主力である佐野海舟ですらベンチスタートの可能性がある。代わって瀬古歩夢がボランチに入るかもしれないし、オランダ戦で先発した選手たちが再び名を連ねるかもしれない。悩めば悩むほど予想が難しくなっている。
そう考えると、チュニジア戦での選手起用は見事だったと言わざるを得ない。チーム力を維持しながら主力の負担を分散させ、なおかつ次戦の相手に情報を与えすぎなかった。森保監督は相当な策士なのではないかと、今さらながら感じる。
この4年間、森保監督は数多くの選手を試し、競争を促してきた。その積み重ねがあるからこそ、誰が出ても一定のクオリティを保てるチームになった。
スウェーデン戦でも森保監督は「今のベスト」のメンバーを送り出すはずだ。しかし、そのベストメンバーを外から見極めるのは容易ではない。読めない日本代表。それこそが、森保ジャパンの強みと言えるのではないだろうか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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