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口元を手で隠したけど!? アルミロンは一発レッド、ベリンガムはノーカード。なぜ? 焦点は会話の「文脈」【W杯】

口元を手で隠したけど!? アルミロンは一発レッド、ベリンガムはノーカード。なぜ? 焦点は会話の「文脈」【W杯】


 口を手で覆って話した選手が退場になる一方で、同様の行為をした別の選手はお咎めなし。北中米ワールドカップで導入された新ルールを巡り、その適用基準に注目が集まっている。

 オランダメディア『Voetbal International』は、「口を覆った英国人にレッドカードはなし」と見出しを打ち、この一件を報じた。

 現地6月23日に行なわれたグループL第2節で、イングランド代表とガーナ代表が対戦。0-0で引き分けた試合で、イングランドのジュード・ベリンガムが、ガーナのジョーダン・アユーと話す際に手で口を覆う場面があった。だが、審判団は介入しなかった。この判定が議論を呼んでいる。

 今大会では、選手が口元を手で覆って相手選手と口頭で対立した場合、レッドカードが提示される新ルールが導入されている。

 このルールの最初の適用例となったのが、パラグアイ代表のミゲル・アルミロンだ。19日に行なわれたパラグアイ対トルコ戦で、両チームの選手間で激しい口論が起きた際、アルミロンは相手選手に話しかけながら口を覆った。

 これをトルコ側が主審に伝え、VARの介入を経て、レッドカードが提示された。アルミロンはこの新ルールによって退場処分を受けた最初の選手となり、1試合の出場停止処分も科されている。
 
 では、なぜベリンガムにはレッドカードが提示されなかったのか。FIFA(国際サッカー連盟)によると、このルールは単に口を覆う行為そのものを罰するものではないという。

 審判委員長のピエルルイジ・コッリーナ氏は大会前に、選手たちが口を覆いながら会話をすること自体は問題ないと明言。レッドカードの対象となるのは、その会話が敵対的、あるいは対立的なものになった場合に限られると説明した。

 コッリーナ氏は、会話の「文脈」が重要であると強調する。「もし、それが友好的な会話であれば、問題なく続けることができる。会話が対立的になった場合、口を覆うことは、何か非常に悪いことをしている可能性を意味し、制裁はレッドカードとなる」と述べている。

 この新ルールはFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長も擁護しており、その目的は、選手たちが差別的または侮辱的な発言をカメラや読唇術の専門家から隠すことを防ぐためだとされている。

 現在のところ、このルールはワールドカップでのみ適用されており、各国の国内リーグがFIFAに追随するかどうかはまだ不透明だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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