
オランダ戦とチュニジア戦の決定的な違いとは? スウェーデン戦の鍵を握る“日本のバロメーター”【W杯】
北中米ワールドカップを戦う日本代表の“バロメーター”のひとつが、CF上田綺世の出来だ。
オランダ戦では、上田のポストプレーが思うように機能せず、日本は押し込まれる時間帯が続いた。最前線で起点を作れなかったことで、自陣に押し返される展開を余儀なくされたのは記憶に新しい。
一方のチュニジア戦では、上田に効果的にボールが収まり、高い位置でタメを作れたことで日本が主導権を握った。上田の2ゴール・1アシストという結果が、この試合での存在感の大きさを何より物語っている。
なぜオランダに苦戦し、チュニジアに4-0と解消できたのか。その決定的な違いのひとつは、上田が前線の起点として機能していたかどうかだ。
そして、もうひとつ見逃せないのが鎌田大地の立ち位置である。オランダ戦ではボランチからゲームを組み立てていたのに対し、チュニジア戦ではシャドーに入り、より高い位置で攻撃のタクトを振るった。その違いが、日本の攻撃に厚みをもたらしていた。
6月25日(日本時間26日)に行なわれるスウェーデン戦は、日本がボールを保持しながら、相手のカウンターを警戒する展開になりそうだ。オランダに1−5と敗れた試合を見る限り、スウェーデンはサイドの守備に隙がある。だからこそ、前線で起点を作り、高い位置でゲームを組み立て、サイドを攻略する形を作れるかが勝敗を左右するポイントとなる。
もっとも、上田と鎌田がともに先発するとは限らない。だが、誰がピッチに立とうとも、CFとシャドーがその役割を果たせるかが、ゴール、そして勝利への大きなカギとなりそうだ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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