女子テニスツアーのWTA500シリーズ「バート・ホンブルク・オープン」(6月21日~27日/ドイツ、バート・ホンブルク/芝コート)は大会5日目の現地25日にシングルス準々決勝が行なわれ、元世界ランキング1位で第6シードの大坂なおみ(現15位)が登場。ノーシードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア/現19位)に6-2、6-2で快勝し、同大会初のベスト4進出を決めた。
先日の四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ/クレーコート)でベスト16に進んだ28歳の大坂は、今大会が芝コートシーズンの初戦。1回戦でマグダレナ・フレッチ(ポーランド/現43位)を6-4、6-1で下すと、2回戦では元12位の30歳エリーズ・メルテンス(ベルギー/現26位)6-3、6-3で勝利し、8強入りを果たしていた。
準々決勝では、先の全仏で四大大会シングルス初優勝を飾った19歳の新星ミラ・アンドレーワ(ロシア/現5位)を2回戦で破った31歳のアレクサンドロワと初対決。大坂は第1セット第3ゲームで先にブレークを奪われるも力強く反撃し、第4ゲームから一気に5ゲームを連取して第1セットを先取。続く第2セットも2度のブレークに成功し、わずか59分で試合を決めた。
大坂が芝コートのツアー公式戦でベスト4に進むのは、2018年の「ノッティンガム・オープン」(イギリス・ノッティンガム/WTA250)以来2度目で、トップ20選手を破ったのはこれがキャリア初。また大坂にとっては今季初並びに昨年9月全米オープン以来のツアー4強入りとなった。
試合後、大坂は次のように語っている。
「今はとにかく前に進み続けようとしています。産休明けからたくさん試合をしたいという目標があったので、このまま勝ち続けられることが理想です。芝コートでの経験は豊富とは言えませんが、今は本当にいい感覚があります。コーチが芝の特性を理解できるように色々とサポートしてくれているので、かなり快適にプレーできています」
大坂は日本時間26日20時以降に予定されている準決勝で、今年2月に自己最高の世界ランキング30位を記録した中国出身の24歳ワン・シンユ(現59位)と対戦する。ワンは同25日の準々決勝で対戦するはずだった第3シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/元3位/現8位)が試合前に棄権したため、不戦勝で準決勝へ進出。大坂とワンは今回が初顔合わせとなる。
文●中村光佑
【動画】大坂なおみがベスト4入りを決めた「バート・ホンブルク・オープン」準々決勝ハイライト
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