
「日本との対戦をこれほど警戒するのは私の人生で初めて」王国の大物ジャーナリストが語る「ジーコが起こした革命」【W杯】
スウェーデンとのグループステージ最終戦を1−1で引き分けた日本代表は、1勝2分の勝点5でグループFの2位を確保。決勝トーナメント1回戦でブラジルとの対戦が決まった。
スウェーデン戦後、この試合を現地取材していたブラジル人ジャーナリストのリカルド・セティオン記者に「日本対ブラジルの組み合わせをどう思う?」と尋ねると、「非常に興味深い」と即答した。
「ブラジルが日本との対戦をこれほど警戒するのは、私の人生で初めてだ。20年前はブラジルの選手が下手なプレーをすれば『まるで日本人だな』と言われていた。しかし、今は違う。ジーコさんがJリーグでプレーするようになってから革命が起きてしまった」
ブラジル国内では「スウェーデン、スウェーデン、スウェーデン」と、日本との対戦を避けたい声もあったという。この大物ジャーナリストは、日本にも十分に勝機があると見る。
「日本は必要以上にブラジルを恐れなければ勝てると思う。真っ向勝負で、目と目を合わせて戦えばね。ブラジルは日本をよく知っているから、守備を固めてくるだろう」
一方で、日本の課題についても指摘した。
「スウェーデン戦はクロスが少なかった。身長の高い選手がいないね。ワンツーパスに依存しているのは気になる」
では、勝つのはどちらなのか。そう問いかけると、セティオン記者は迷うことなく「ブラジル」と答えた。
「スコアは2−1だ。ブラジルにとって、これは生死を懸けた戦いになる。日本に敗れればアンチェロッティは解任されるだろう。ブラジルの希望はヴィニシウスだ」
決勝トーナメント1回戦、日本対ブラジルは6月29日(日本時間30日)に開催される。日本が王国を打ち破るのか、それとも優勝候補ブラジルが意地を見せるのか。世界中が注目する一戦となる。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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