ミネソタに魅惑のバックコートデュオが誕生した。
現地時間6月25日、『ESPN』のNBAインサイダーのシャムズ・シャラニア記者が、自身のXでシャーロット・ホーネッツとミネソタ・ティンバーウルブズによるトレードが成立したと報道。ホーネッツのオールスターカード、ラメロ・ボールがウルブズに移る衝撃の移籍を伝えた。
現状で明らかになっているトレードの詳細は以下の通りだ。
<ウルブズ獲得>
・ラメロ・ボール
・ジョシュ・グリーン
<ホーネッツ獲得>
・ナズ・リード
・2033年ドラフト1巡目指名権(プロテクトなし)
・1巡目指名権スワップ権×3(2028年、29年、30年)
・2巡目指名権×3(2029年、32年、33年)
ボールの移籍の噂は、かねてからくすぶり続けていたが、この日の前日頃から急遽再燃。複数のチームと本格的な交渉をしていると伝えられたわずか10時間後に成立する急転直下のトレードとなった。
シャラニア氏は「シャーロットはボールを売りに出していなかったが、複数の魅力的なオファーを検討した上で、リードを獲得してフロントコートの重要なニーズを埋めた。ティンバーウルブズの共同オーナーであるマーク・ロアとアレックス・ロドリゲスは、3年連続でラグジュアリータックス対象となった――そして球団はポイントガードのポジションを埋めるために大きな動きを見せた」と綴っている。
これでウルブズは、2020年ドラフト全体1位指名のアンソニー・エドワーズと、同年3位指名のボールによる新たなガードコンビが誕生。ボールはルーキーイヤーにエドワーズを抑えて新人王に輝いた世代屈指のポイントガードで、キャリア通算と平均のアシスト数(通算2224本/平均7.3本)は同期内で2位に立つ(1位はインディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートン)。
得点部門で同期1位(通算1万854点/平均24.6点)のエドワーズと織りなすオフェンスは破壊力抜群。3ポイント成功数でも、2024-25シーズンはエドワーズがリーグ1位の320本、25-26シーズンはボールが同2位の272本を成功させた(1位はホーネッツのコン・カニップルで273本)。
一方で、懸念材料もある。
ボールはキャリアを通じて度重なるケガに悩まされ、70試合以上に出場した経験はオールスターに選ばれた2年目のシーズンと昨季のみ。直近4年は36試合→22試合→47試合→72試合と全体の約半分しか稼働できず、ホーネッツを一度もプレーオフに連れていくことはできなかった。
また、ウルブズはこの数日前に先発パワーフォワードのジュリアス・ランドルをブルックリン・ネッツに放出。今回手放したリードと合わせて、自慢のインサイドが一気に手薄になってしまった。
今回のトレードの評価を、『ESPN』『The Athletic』ともD+(ホーネッツに対しては前者がB-、後者がA-)と辛口採点していることからも、ウルブズが大幅に戦力アップしたと言えるかは微妙なところ。悲願の優勝に向け、“危険な賭け”に打って出た。
構成●ダンクシュート編集部
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