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ファイナルMVPの息子ジェイレンより全盛期のローズ?ブランソン父「1対1ならローズが勝つ」<DUNKSHOOT>

ファイナルMVPの息子ジェイレンより全盛期のローズ?ブランソン父「1対1ならローズが勝つ」<DUNKSHOOT>

ニューヨーク・ニックスを1973年以来53年ぶりの優勝に導いたジェイレン・ブランソン。その父で、現在ニックスのアシスタントコーチを務めるリック・ブランソンも、99年に選手としてファイナルに出場している。

 当時、リックが所属していたチームは、アラン・ヒューストン、ラトレル・スプリーウェル、パトリック・ユーイング(ファイナルはケガで全休)らを中心に第8シードながらイースタン・カンファレンスを制覇。“ミラクル・ニックス”として快進撃を見せたが、ファイナルではティム・ダンカンとデイビッド・ロビンソンの“ツインタワー”擁するサンアントニオ・スパーズに1勝4敗で敗れた。

 それから27年後、父が果たせなかった夢を、息子とともに親子二代で実現させた。

 現役時代ポイントガード(PG)だったリックは、引退後に指導者へ転身。これまでアレン・アイバーソン、ケンバ・ウォーカー、リッキー・ルビオ、デリック・ローズなど数々の名PGを指導してきた。

 2022年から二人三脚で歩む息子のジェイレンは、今年のスパーズとのファイナル第5戦で、チームの94得点中45得点をマーク。シリーズ通算でも平均32.6点、4.2リバウンド、4.6アシスト、2.0スティールを残し、188cm以下の選手として史上4人目となるファイナルMVPに輝いた。
  昨季のブランソンは、ファイナルMVPに加え、NBAカップMVP、イースタン・カンファレンス決勝MVPを獲得。キャリア最高の1年を送り、リーグ屈指のスター選手としての地位を確立した。

 ただ、スポーツラジオ局『ESPN Chicago(ESPN 1000)』の番組に出演した父のリックは、息子と全盛期のローズを比較し、「1対1ならローズが勝つ。全盛期のローズ以上の選手はいなかった」と語った。

 ローズは2008年のドラフト全体1位で地元球団のシカゴ・ブルズに入団。1年目から平均16.8点、6.3アシストの活躍で新人王に輝くと、キャリア3年目の2010-11シーズンには平均25.0点、7.7アシストを記録し、史上最年少でMVPに輝いた。

 息子ジェイレンとローズの1対1の場面を仮定したリックは、「私も途中から入ってジェイレンを助けなきゃいけないな」と冗談を飛ばしつつトークを展開。

「デリック・ローズは私が一緒にプレーし、そして指導した中で最高の選手だ。私も息子もデリックとは親しい関係にある。でも全盛期のデリックは別格だった。全盛期の彼以上の選手はいなかった。もちろん多少ひいき目はあるかもしれない。でも本当に誰もいなかった」

 さらに、ローズがMVPを獲得した10-11シーズンについて、「みんな忘れるのが早すぎる。私はデリックがブルズを背負い、(プレーオフで)マイアミ(ヒート)との戦いまで導く姿を見てきた。もちろん優勝には届かなかったけどね。全盛期のデリック・ローズ、彼はこの時代で私が見た最高のPGだ」と続けた。 ローズはマイケル・ジョーダン引退後、下位に低迷していたブルズに希望をもたらし、プレーオフの常連に押し上げた。ただ、MVP受賞後は度重なるヒザの故障に苦しみ、16年に退団。以降はニックスやミネソタ・ティンバーウルブズなどでプレーし、24年に現役を引退した。

 ブルズを頂点に導くことはできなかったが、ローズの衝撃的なプレーは今なおファンの記憶に刻まれており、後にリーグを席巻するスコアリングPGの先駆者とも言える存在だった。

 もっとも、息子のジェイレンもその進化したPG像を体現する選手の1人だ。ローズほどの爆発的なスピードや跳躍力は持っていないが、卓越したスキルと抜群のバスケットIQ、そして勝負強さを武器に、チームを牽引している。
  ローズはキャリア晩年の22-23シーズンにニックスでジェイレンと共闘。ロッカールームでは若手の良きメンターとして振る舞い、とりわけジェイレンには、様々な助言を送っていた。

 ローズは当時、ジェイレンについて「大学時代から『NBAで通用するのか?』『運動能力が足りない』『怪物的な身体能力がない』なんて言われていたけど、でも彼は本物のバスケットボールプレーヤーだ。必ずやり遂げる方法を見つける選手だよ」と太鼓判を押していた。

 昨季のニックス優勝、そしてジェイレンの飛躍の裏には、かつてリーグを席巻したローズの存在も少なからずあったのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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