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「びっくりしたよ」ブラジル人記者も驚いた長友投入。森保采配をどう評価?1勝2分は期待通り?GSの日本代表MVPは田中碧【W杯】

「びっくりしたよ」ブラジル人記者も驚いた長友投入。森保采配をどう評価?1勝2分は期待通り?GSの日本代表MVPは田中碧【W杯】


[北中米W杯グループステージ第3戦]日本 1-1 スウェーデン/6月26日/ダラス・スタジアム

「(日本対スウェーデンのスコアは)3-3かな。スウェーデンの特徴はフォワードコンビ(アレクサンデル・イサクとヴィクトル・ヨケレス)で、日本も攻撃サッカーができるので、オープンな試合展開になれば、たくさんのゴールが生まれると思う。

 ただ、チュニジアはもう敗退が決まったので、引き分けならスウェーデンと日本の両方が決勝トーナメントに進める可能性がある。後半に0-0や1-1のようなスコアなら、両チームとも無理をしない状況になるかもしれない」

 ブラジル人記者のチアゴ・ボンテンポ氏は、日本がチュニジアに大勝した直後にそう予測を立てていた。

 結果は、56分に前田大然が先制点を奪うも、直後の62分にアンソニー・エランガに同点弾を浴び、1-1でドロー。3-3の予想は当たらなかったとはいえ、ともに引き分けでも突破という状況下で「負けなければOK」という意識が垣間見え、予想は半分的中した。
 
 スウェーデン戦後、日本サッカーを熟知し、鋭い考察に定評のあるボンテンポ記者に、改めて話を訊いた。

「先制点までは、全てがモリヤス(森保一監督)の予定通りだったね。その時、F組のもう1カードでチュニジアが1点を返したことで、日本が1-0、オランダが2-1という状況だった。日本がもう1点決めて2-0で、オランダが2-1のまま終わっていたら、日本が1位でグループを終えていた。

 でもその直後にスウェーデンが同点に追いつき、オランダも3点目を決めた。その時から多分、モリヤスは『じゃあ1位は無理だな』と思って、途中で戦術が変わった。交代のほとんどは選手を休ませるためだったね。例えばドウアン(堂安律)とウエダ(上田綺世)が下がって、その後はナガトモ(長友佑都)とワタナベ(渡辺剛)を入れ、勝つためというよりは1-1を守るためだと感じた。

 その時間帯からはスウェーデンの方が流れが良くて、たくさんチャンスを作られたけど、ザイオン(鈴木彩艶)のおかげで日本は1-1を守り切ったね。だから最後はちょっと良くない印象が残ったけど、多分モリヤスはその1-1いうスコアを狙っていた。だからそんなに悪くないなと思っている。でもやっぱり、ブラジルと対戦するのは大変だ(笑)」
 75分に行なった長友の投入は、大きな話題になった。ボンテンポ記者も驚いたという。39歳の鉄人は、国内組で臨んだE-1選手権と親善試合を除けば、前回のカタールW杯以来の代表戦出場となった。

「びっくりしたよ。ナガトモは出場しないと思っていた。もう勝利が確定的な試合、例えば4-0のチュニジア戦の最後5分ぐらいで出場するかもしれないと思っていたけど、今日のような試合に彼が出るのはちょっとびっくりしたね。

 ナカムラ(中村敬斗)を休ませるためだったと思う。プレーはそんなに悪くなかった。チームが1-1を守り切ることに、貢献できたね。攻撃面というよりは守備面で、1-1をキープするといったような役割だった」

 森保ジャパンは初戦でオランダと2-2で引き分け、続くチュニジア戦は4-0で大勝、そして今回スウェーデンと1-1でドロー。1勝2分という成績は、ある程度期待通りと捉えていいのだろうか。

「大体は予想通りだね。最初から、F組でオランダが1番強いチーム、次は日本、そしてスウェーデンとチュニジアはちょっと下という立ち位置だった。日本の1試合目と2試合目はとても良かった。今日の3試合目は、内容と結果はちょっといまいちで、勝てる試合だったね。

 日本の方が良いチームだけど...試合の状況でモリヤスが戦術を変えて、引き分けでもいいかなと。まあ日本が2-1で勝っても変わらず、同じく2位通過だった。大体は予想通り。特にオランダ戦とチュニジア戦がとても良かったね」
 
 グループステージ3試合を通してのMVPには、2戦目と3戦目にボランチでフル出場した田中碧を挙げた。

「タナカがとても良かったね。それにナカムラもとても良い活躍ができた。1人を選ぶならタナカかな。後で自分のノートを全てチェックして確認するけど、タナカだと思う。ボランチはサノ(佐野海舟)とカマダ(鎌田大地)のコンビが1番手だけど、タナカは2試合に出て、スタメン以上のレベルで大活躍できた。今の日本代表のボランチは1番タレントが多いポジションだ」

 本職のボランチは鎌田、佐野、田中のみ。ただでさえ枚数不足を指摘する声があるなか、初戦の直前にキャプテン遠藤航の離脱し、さらに少なくなったものの、森保一監督はここまで上手くやり繰りしている。

 決勝トーナメントに入って試合間隔が短くなり、よりタフな戦いとなっていくが、圧倒的な組織力を武器に、まずは個の力に長けた王国ブラジルを上回れるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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