
「正直、日本が羨ましい。嫉妬もある」韓国レジェンドが母国サッカーの危機的状況に辛辣批評!「戦術? まるでない」「すべてを綺麗に掃除すべきだ」【W杯】
現地6月25日、北中米ワールドカップはD、E、Fの3つのグループでそれぞれ最終戦が行なわれ、決勝トーナメントに進出するチームが新たに決定。グループFではスウェーデンと1-1で引き分けた日本が勝点を5に伸ばして2位通過を決め、3位のスウェーデンもラウンド32に駒を進めた。
今大会から出場枠が32から48に拡大され、決勝トーナメント進出チームも16から32に増加。各グループ3位の全12チームのうち、上位8チームも次ラウンドにエントリーできるレギュレーションへと刷新された。そんななか、すでにグループAでの全日程を1勝2敗の3位で終え、他グループの動向に目を凝らしているのが韓国サイドだ。当初は3位ランキングで4位につけて楽観視するムードさえあったが、一夜にして状況が一変。6番手に転落して後がなくなり、突破率も94%から54%に暴落した。
不甲斐ないパフォーマンスに終始する韓国代表を辛辣に非難したのが、元代表エースのアン・ジョンファン氏だ。韓国紙『中央日報』にコラムを寄稿し、韓国サッカーに警鐘を鳴らした。
現在50歳のレジェンドは、0-1で敗北したグループリーグ最後の南アフリカ戦を評し、「ワールドカップでこれほどもどかしい試合があっただろうか。今大会の中で最悪。本当に惨憺たる内容で、何もできなかった」とばっさり。そのうえで「戦術? まるでない。戦術そのものを感じることができなかった」と指摘し、韓国の試合運び全体を強く批判した。
とりわけ洪明甫監督については、「責任は監督にある。結局、チームを作るのは監督だ」と記した、「試合内容だけを見れば、責任を問われるのは避けられない」と断じた。また選手たちに対しても、「必死さも感じられなかった。『負けたけれど善戦した』という試合ですらない」と手厳しく、「何か問題を抱えているか、膿が破裂したような状態に見えた」と独特の表現で現状を嘆いた。
批判の矛先は監督や選手個人にとどまらず、韓国サッカー協会にも向けられた。「すべてを完全に綺麗に掃除しなければ、同じことが繰り返されるだけだ。問題があるなら、サッカー協会もすべてを変え、抜本的に立て直さなければならない」と提唱した。
一方で、メディアの在り方に関しても苦言を呈した。「大会前から周囲が代表チームを必要以上に揺さぶってはいなかっただろうか。私自身も含め、私たちが代表チームを混乱させてしまったのではないか、と考える」と自戒を込めつつ、「一部では“グループリーグであっさり敗退する”“2連敗する”といった悪意ある言葉が飛び交っていた。韓国サッカーを愛する人のほうが圧倒的に多いんだ。それでも、一部の人たちが選手たちの敗戦を望んでいるかのような姿勢を見て、私は腹が立った」と明かす。そして「負けたことを喜ぶのではなく、改善すべき点、変えるべき点を指摘するべきだ」と主張する。
最後に隣国・日本の充実ぶりにも触れ、「正直言って日本を見ると羨ましい。嫉妬もある。事前に徹底した準備をしてきたからこそ、その成果が結果として表れているからだ」と率直な想いを吐露した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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