森保一監督が率いるサッカーの日本代表は、北中米ワールドカップ(W杯)のグループステージ(GS)で、1勝2分けで勝点5を獲得。グループF2位で、3大会連続で決勝トーナメントに進出した。
次戦のラウンド・オブ32では、W杯最多である5度優勝の経験があり、今大会はグループCを1位で通過したブラジル代表と激突する。W杯でベスト16が過去最高の日本は実績では圧倒的に劣るものの、ブラジル出身で22歳だった2003年に日本に帰化した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、勝利のチャンスがあると主張する。
同氏は、6月27日に公開した自身のYouTubeチャンネルの動画内で、「僕が生きてきたなかで一番弱いブラジル代表なんじゃないか」と主張。GSでは初戦のモロッコ戦(1-1)だけが目安になる試合で、2戦目以降にともに3-0で快勝したハイチ戦とスコットランド戦は、相手が格下ゆえに「当てになるような試合じゃない」と断言する。
そしてセレソンのスタメンを予想しながら、論評していった。守備陣は、GKアリソン・ベッカーを“中の中”、左右のサイドバックのドグラス・サントスとダニーロは“中の下”、センターバックのマルキーニョスとガブリエウ・マガリャンイスは“世界トップクラス”と評価する。
MFはカゼミーロを「昔は良かったけど、今は全然ダメ。運動量は少ないし、身体のキレがなく、重たそう」と“中の下”、ルーカス・パケタを“中の中”とし、ブルーノ・ギマラインスは「中盤を支えている。現段階で中盤では一番調子が良い選手」と分析した。
FWについては、ハイチ戦以降の2試合でセンターフォワードに入っているマテウス・クーニャを「中盤寄りで、ストライカーらしいポジショニングじゃない」とし、右ウイングのラヤンを「パワーと守備力を求められている」と、それぞれの役割を説明する。
そして「一番気をつけなきゃいけないのは、やっぱりヴィニシウス(・ジュニオール)。唯一、このチームで差をつけられる」と、レアル・マドリーのエースを警戒。背番号10のネイマールは、調整不足のためスタメンはないと予想した。
そんな相手に闘莉王氏は、日本が「中村(敬斗)と堂安(律)、伊東(純也)、菅原(由勢)、前田(大然)あたりでサイドを崩していった方が、カウンターを食らいにくくして、そこから攻められる」と、今大会ブラジルが主体にしているショートカウンターを防ぎつつ、相手のウィークポイントと見立てる両サイドバックを狙った攻撃が効果的だという見解を示した。
守備面では、ヴィニシウスに対しては堂安とDF冨安健洋でのケアを勧め、「形は持っている」としてセットプレーへの注意も促した。
森保ジャパンは日本時間6月30日の午前2時キックオフ予定の一戦で、“サッカー王国”に挑む。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】闘莉王氏が日本対ブラジル戦を展望
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