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新しい地図、8年越しの映画第2弾公開に「“やるやる詐欺”にならなくて良かった」と感無量

新しい地図、8年越しの映画第2弾公開に「“やるやる詐欺”にならなくて良かった」と感無量

稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が映画「バナ穴 BANA_ANA」の公開記念イベントに登壇
稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が映画「バナ穴 BANA_ANA」の公開記念イベントに登壇 / 撮影=鈴木康道

新しい地図の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が6月27日、都内で開催された映画「バナ穴 BANA_ANA」(全国順次公開)公開記念イベントに登壇。製作裏話やゲーム企画でイベントを盛り上げた。

■「“やるやる詐欺”にならなくて良かった」と8年越しの公開に感無量

本作は、2週間限定公開で28万人を動員し話題を呼んだ映画「クソ野郎と美しき世界」(2018年)に続く、新しい地図の主演映画第2弾。海辺の町で繰り広げられる予測不能の物語が奇想天外に描かれる。

3人は客席側から登場し、歓声を受けながらステージに登壇した。台風の中、足を運んでくれた来場者に感謝を述べつつ、まず稲垣が「昨日はサッカーワールドカップで朝から皆さん盛り上がって、日本中が一つになりましたが、今日は『バナ穴』公開イベントということで、皆さんと僕らが一つになる。そんな夜にしたいと思っております」とあいさつ。

続いて草なぎが「8年もたちまして、第2弾をやると言いながら、“やるやる詐欺”にならなくて本当に良かったと思っております。本当に素晴らしい作品が完成したと思っていますので、ぜひとも今日から皆さん、僕たちと一緒にお楽しみください」と会場、そして生配信で見守るファンに呼びかける。

香取は「ついにこの日がやってきました。8年越し。8年ってどういうことですか? もう小学生卒業しています」と冗談めかしつつ、「ついにこのときが来まして、すっごいうれしいです、今日皆さんとこの日を迎えられて幸せです。ありがとうございます!」と元気に手を振った。
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより / 撮影=鈴木康道


■「浮き足立ちすぎた」香取が失敗の始まりを指摘、山内監督の登場で製作が動き出す

イベントには共演のファーストサマーウイカ、趣里、鄭亜美、小澤征悦、吹越満、山内ケンジ監督も登壇し、3人との軽妙なクロストークが交わされた。

一度見ただけではよく分からない、二度見てもよく分からないと評判の映画だけあって、草なぎは「台本を読んでいてもどんなシーンになるのか分からないシーンがたくさんあった」と撮影を振り返り、登壇者たちを笑いに巻き込む。

そして、話題はやはり8年越しの製作と公開へ。香取が「なんでこんなに時間かかったのかなーて」と投げかけると、草なぎは「山内さんがいらっしゃってできたと思うんですよ」と、山内監督の参加で製作が動き出したと振り返る。

「この作品の前に、何度か生まれそうなときはあったんですよ。『やるやる』と言って。もうすぐ第2弾の脚本が届くとか言うんだけど、なんかなくなっちゃうんですよ。僕が思うには、山内さんが急に現れたんです。最初、山内さんいなかったと思うんです。誰かが連れて来たんですよ。そしたらできたの」と製作復活の秘話を明かす。

この言葉に、香取も「今気付いたことがあるんですけど」と声を上げ、「『クソ野郎と美しき世界』が大好評だったんです。で、第2弾をやるって公開の最中にもう発表したわけです。そこの発表が浮き足立ちすぎた(笑)。ちょっと見切り発車みたいな。大好評でもその発表、別にしなくていいの。しなければ、何年越しにならなかったんですよね」と失敗の始まりを指摘すると、稲垣と草なぎも苦笑いを浮かべた。
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより / 撮影=鈴木康道


映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより / 撮影=鈴木康道

■マジカル"バナ穴"で稲垣、「吾郎ちゃんすてき!」を連発して赤面

イベントでは「バナ穴」にかけて、マジカルバナナの“バナ穴”バージョンに9人全員でチャレンジすることに。

稲垣が「マジカルバナ穴、バナ穴と言ったら吾郎ちゃんすてき!」と始めたが、ルールをよく理解していない二番手、草なぎが何度も引っかかり、そのたびに稲垣は「吾郎ちゃんすてき!」を言うハメに。

「あの…僕が一番恥ずかしい」と赤面する一幕に、会場からはむしろ拍手が送られた。

■「伏線回収しようとしないで」山内監督&3人が上映前にメッセージ

SNSに感想を投稿する際の「#バナ穴バナシ」を発表すると、これから映画を見る来場者に向けて、山内監督と新しい地図の3人があいさつ。

山内監督は「エンドロールが終わった後にまだワンカットあるので、エンドロールで帰らないでください。大事なことです。エンドロールの後のワンカットを見ると、『あ、なるほどそういうことだったのか』とは…思えないんですけど(笑)、『何が起きたんだろう』と思ってね。僕は思わないんだけど(笑)、『あ、確信犯だったのね』っていう感じになると思います」と妙な力説を展開。

稲垣は「いよいよ上映ですね、楽しみですね。“分からないムービー”と謳ってるので、皆さん、『どんな映画かな?』って感じだと思いますが、まずは真っさらな気持ちで、皆さんの感性で、この映画の余白を埋めていただければと思います。そして、たくさんの感想を早く聞きたいですね。たくさんのコメントをお待ちしております」と呼びかける。

草なぎは「ふざけていますが本当にうれしくて、なんか僕がセンターを切らせていただいて(笑)。思えば3人が『新しい地図』を広げての初めての仕事がこの映画だったので、それに皆さんが付いてきてくれてできた作品なので、本当にうれしく思います」とスタッフ、キャストへの感謝も述べる。

続けて「山内監督は何も言わないんですけど、多分深い意味が込められている映画なのではないかなと思う。でも、『いやそんなことないのかな?』と思って迷宮入りするんですけどね(笑)。絶対何かある、そんな気はする映画なので、その何かを皆さんなりに考えていただいたり、感じてくれたらすてきな映画になるんじゃないかなと思います」と上映への期待を込めて語った。

最後に、香取が「つよぽんが言ったように、僕ら3人、新しい人生の一歩を踏み出そうというときに始まった『クソ野郎』の第2弾がいよいよ公開されて。8年もたってしまいましたけど、皆さんの応援のおかげ。充実してるからこそここまで来れたと思っています」と思いの丈を語る。

さらに、「走り抜けてきたんだけど、やっぱりもう一回楽しい穴に落ちるのもいいんじゃないかなと。こんな“分からないムービー”、皆さん、見終わって伏線回収とかしようとしないでください。絶対回収できないんで。いろんな思いになりながらこの映画を楽しんでいただきたい。配信で見ている人も、絶対映画館に来てくださいね」と生配信で見守るファンにも呼びかけ、イベントを締めくくった。

◆取材・文=鈴木康道
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより
映画「バナ穴 BANA_ANA」公開記念イベントより / 撮影=鈴木康道


※草なぎ剛の「なぎ」は、「弓へんに前の旧字体その下に刀」が正式表記

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