
アジア勢7か国が敗退…日本はなぜ曲者揃いのグループを突破できたのか。長友佑都が明かした“過去一のファクター”【W杯】
北中米ワールドカップのグループステージが終了し、アジアから出場した9か国のうち7か国が姿を消した。韓国、ヨルダン、ウズベキスタン、イラン、カタール、サウジアラビア、イラクである。
決勝トーナメントに駒を進めたのは、日本とオーストラリアの2か国のみ。ここで一つの疑問が浮かぶ。なぜワールドカップのアジア最終予選で日本を苦しめた試合もあったサウジアラビアなどが、世界最高峰の舞台で苦戦を強いられ、グループステージで敗退してしまったのか。
イランにはアメリカとの軍事的緊張という特殊な事情もあり、一概に他国と同列には語れない。それでも、今回の大会ではアジア勢全体が厳しい戦いを強いられた印象は否めない。
そんな中、日本はグループステージを3戦無敗で終え、オランダ、チュニジア、オランダと曲者揃いのグループFを2位で突破した。その要因の中で見逃せないのが、テクニカルグループ(分析スタッフ)の存在だろう。
実際、長友佑都はその働きを高く評価している。
「他のチームは見ていませんが、テクニカルグループの緻密な分析と落とし込み作業は過去一。ここまで落とし込んでディテールを詰めているチームはないんじゃないかというくらい。ミーティングも含めて。その部分は信頼してやっています」
さらに、コーチングスタッフの顔ぶれにも言及した。
「ワールドカップを経験した人がスタッフ(長谷部誠、中村俊輔、名波浩など)にいるというのは相当強いと思います」
ピッチに立つ11人だけが戦っているわけではない。分析スタッフ、コーチングスタッフを含めたチーム全員が、それぞれの役割を全うしている。その総力戦こそが、日本が「死のグループ」を突破した大きな原動力だったのではないだろうか。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長/現地特派)
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