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W杯グループステージのベストイレブンを選出! 最後尾に40歳のベテラン守護神、3トップは得点を量産【識者セレクト】

W杯グループステージのベストイレブンを選出! 最後尾に40歳のベテラン守護神、3トップは得点を量産【識者セレクト】


 北中米ワールドカップでは、現地6月28日にノックアウトステージが始まった。本稿では、前日に全日程が終了したグループステージのベストイレブンを紹介。現地取材する河治良幸氏に選出してもらった。

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【GK】
ヴォジーニャ(カーボベルデ代表)

今大会のグループステージにおける最大のサプライズとなったカーボベルデ。歴史的な決勝トーナメント進出の立役者になったのが、40歳のベテラン守護神だ。特筆すべきは強豪スペインとの一戦。終始、押し込まれる展開で、枠内シュート7本をすべてストップする神がかり的なセーブを連発し、0-0の価値あるドローに大きく貢献。リーダーシップもあり、守備陣が勇気を持って高くラインを上げる姿勢を後押し。シュートストップの技術、クロスへの果敢な飛び出し、最終ラインへの的確なコーチングは素晴らしく、心身の支柱として「ブルーシャークス」を支えている。
 
【DF】
パウ・クバルシ(スペイン代表)

19歳という若さでセンターバックの定位置を掴み、パス成功率などで異次元のスタッツを残している。3試合(カーボベルデ戦、サウジアラビア戦、ウルグアイ戦)を通じて、記録したパス総数は294本。そのうち289本を味方に繋ぎ、成功率は驚異の98.3%をマークした。現代フットボールにおける「ビルドアップの起点」としての役割を完璧に遂行しながら、守備面でも的確なカバーリングと対人の強さを発揮。スペインの3試合連続クリーンシートの最大の功労者と言える。

ダニエル・ムニョス(コロンビア代表)

近代的なサイドバックの手本となるような、圧倒的なスタミナと攻撃センスを披露。右サイドの守備ラインを保ちつつ、タイミングを見計らった前線へのオーバーラップで攻撃に厚みをもたらした。その攻撃意識の高さで目に見える結果も。ウズベキスタン戦、DRコンゴ戦と、2試合連続ゴールを記録。デュエル勝率も70%を超えており、攻守両面においてサイドを完全に支配したパフォーマンスは高く評価したい。

エドソン・アルバレス(メキシコ)

南アフリカとの初戦はベンチスタートで、終盤に途中出場し中盤の底から守備を締めて2-0の勝利に貢献。先発した韓国戦ではセンターバックとしてソン・フンミンを完封し、ゴールライン上でのアクロバティックな超人的クリアなど、ピンチの芽を摘む圧倒的な危機察知能力を見せた。チェコ戦はアンカーでプレー。2つのポジションをハイレベルにこなし、ピンチの局面で確実に身体を張る。メキシコの守備で不可欠なピースとなっている。
 
【MF】
ウェストン・マッケニー(アメリカ代表)

地元開催の巨大なプレッシャーを背負うアメリカ代表において、中盤のダイナモとして文字通りフル稼働。3試合における平均走行距離はチームトップの12キロ超。ボックス・トゥ・ボックスの動きを繰り返し、セカンドボールも回収。派手なプレーはそう多くないが、強固なフィルターとなりつつ、攻撃時には前線への顔出しで厚みを作る。さらなる強敵との戦いが待つ決勝トーナメントでも、躍進のキーマンであることは間違いない。

ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル代表)

「世界最高峰のウインガー」としての実力を遺憾なく発揮。グループステージ3試合で3ゴール・1アシスト。特にスコットランド戦では、得意の左サイドで相手ディフェンダーを置き去りにする鋭いドリブル突破から2ゴールをマーク。ハイチ戦でも得点とアシストを記録した。彼がボールを持った瞬間に相手の守備ブロックが歪むため、チームの戦術そのものであり、絶対的な個の破壊力は脅威だ。

ジョアン・マンザンビ(スイス代表)

強烈なインパクトを残した新星の1人だ。限られたプレータイムで3ゴール・1アシストと、図抜けた決定力を発揮。ボスニア・ヘルツェゴビナ戦では途中投入から鮮烈なボレーシュートを突き刺し、カナダ戦では1ゴール・1アシストを記録した。前線での圧倒的なスピードと貪欲にゴールを狙う姿勢でチームの攻撃を活性化。ここからさらに中心的な役割を任されそうだ。

マイケル・オリーセ(フランス代表)

タレント軍団の中盤において、攻撃のタクトを握る存在として輝きを放つ。イラク戦で正確無比なクロスで2アシスト、セネガル戦でも1アシストと、極めて高いキック精度でチャンスを量産。加えて、特筆すべきは守備時の高いタスク遂行能力。前線からのプレッシングや中盤でのセカンドボール予測に優れ、攻守のバランスを高い次元で保ち続けた。
 
【FW】
アーリング・ハーランド(ノルウェー代表)

前線から攻撃を引っ張り、相手ディフェンスの執拗なマークに遭いながらも、圧倒的なフィジカルと卓越した得点の嗅覚を見せつける。開幕2戦で計4得点。ワンタッチゴーラーとしての怖さはもちろん、ポストプレーや味方を活かすデコイランの質も高い。彼が前線に君臨しているだけで相手の最終ラインは深くならざるを得ず、ノルウェーの戦術的な基盤としてゴール以上の貢献を見せている。

キリアン・エムバペ(フランス代表)

抜群のスピードと世界最高峰の決定力を遺憾なく発揮。セネガル戦、続くイラク戦でも2発。最後のノルウェー戦でもハーフスペースを巧みに突き、2アシストをマークして4-1の快勝と首位通過に導いた。全3試合を通じて相手DFを引きつける存在感を放ち、同じく4得点のウスマンヌ・デンベレとともに、強力な攻撃ユニットを形成。エースとして、ここまで非の打ち所がない結果を残している。

リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)

初戦のアルジェリア戦で圧巻のハットトリック、続くオーストリア戦で2得点、最後のヨルダン戦では途中出場から鮮やかなFK弾。3試合で計6ゴールという衝撃的なスタッツを残し、W杯の歴代最多得点記録(19点)を更新中。ボールを持った瞬間のプレー選択のスピード、シュートの正確性は異次元。相手の嫌なところにポジションを取りながら、決定的な場面に絡む。ここぞの勝負強さは健在だ。

取材・文●河治良幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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