またも課題を残すマウンドとなってしまった。
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は6月26日、敵地でのサンディエゴ・パドレス戦に先発し、序盤で3点を失い、4回0/3で降板。1対7でチームが敗れ、佐々木は今季5敗目(3勝)を喫した。四球が失点に繋がり、出塁させたランナーを暴投で進塁させる場面もあるなど制球に苦しんだ。
2回、このイニング先頭のマニー・マチャド、さらにガビン・シーツを連続で四球で歩かせると、1死後、タイ・フランスを2ストライクまで追い込みながら、3球目の変化球をレフトスタンドへ運ばれた。この一発でパドレスが3対1と逆転。ゲームの流れを渡す痛恨の失点となった。
佐々木はその後こそ無失点だったものの、この試合での四死球の数は全部で6個に上った。5回のマウンドではフェルナンド・タティスJr.に二塁打を打たれた後、サマド・テイラーにストレートの四球を与えてしまい、ここで交代が告げられている。最後まで制球の乱れは改善されなかった。
米メディア『CLUTCH POINTS』ではこの試合について、ドジャース打線が1点に抑えられた展開だったことで「佐々木が与えた一つひとつの四球が、より重く響く結果となった」と振り返っており、2回の本塁打の場面にも、「パドレスは辛抱強く球を見極め、最後は失投を逃さず仕留めた」と評している。
さらに同メディアは、「今季ここまで防御率4.88、WARはマイナス0.2。圧倒的な球威を備えながらも、それが結果に結びついていない現状を数字が物語っている」と指摘。その不安定さをフォーカスし、「10月のポストシーズン進出を目指す優勝候補にとって、この『能力と結果のギャップ』は見過ごせない問題だ」などと訴えている。
また、この試合のパフォーマンスを受け、「今回の登板は、佐々木への信頼が崩れたというよりも、警鐘を鳴らす内容だった」と主張。続けて、今後への見通しとして、「ドジャースほどの戦力があれば、1敗を引きずる必要はない。しかし、プレッシャーがさらに高まる前に、佐々木は制球力を改善する必要がある。10月の戦いでは、優れた球威だけでは勝ち抜けない。チームが本当に求めるのは、安心してマウンドを任せられる『信頼』だからだ」などと持論を綴っている。
ライバル球団とのカード初戦で、チームの期待に応える結果を示せなかった佐々木。この先、先発登板を続けていく中で、ウィークポイントの修正を図ることができるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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