
野球解説者の武田一浩氏が27日、YouTube『武田一浩チャンネル』に出演。ロサンゼルス・ドジャース大谷翔平を「怒らせた」キャッチャーのダルトン・ラッシングに苦言を呈した。
■大谷がラッシングに激怒事の発端は、現地時間24日のボルチモア・オリオールズ対ロサンゼルス・ドジャース戦。ピンチで、大谷が投げた速球を捕手のラッシングがパスボールで、失点してしまう。
マウンド上に内野手が集まると、大谷はこれまであまり見られないような厳しい表情で、言葉をかけた。
その後、大谷が投球について頭を叩いてABSチャレンジ(ロボット審判要求)を要求すると、ラッシングは首を振って拒否。結局大谷が強行し、判定が覆る。この行動には、日本はもちろん、アメリカでも疑問の声が上がった。
関連記事:大谷翔平が見せた“不満顔” 武田一浩氏が状況分析「シーズン中からそうだけど…」
■「パスボールの時点でダメ」武田氏はラッシングのパスボールについて「(試合に)勝ったけど、あれは結構問題だぞ。ストレートが捕れないんだから」と苦言を呈す。
スタッフが「最初スライダーのサインを(ピッチコムで)出して、大谷が首を振ってストレートになったのに、それを忘れてスライダーと思っていたみたいですね」と指摘すると、同氏は「その時点でダメだろ」と苦笑いを見せる。
その後、自身が福岡ダイエーホークス時代、若手だった城島健司氏のリードに疑問を感じたエピソードなどを明かし、「捕手を育成する難しさ」を解説した。
関連記事:武田一浩氏、大谷翔平の“魔球スイーパー”に驚愕 打者が大ボールを空振りする理由は…
■ABSチャレンジ拒否にも苦言大谷のABSチャレンジを「拒否」したことにも、「あんなのダメよ。ピッチャーがやりたかったらやればいいんだから」とバッサリ。
レギュラーキャッチャーで現在コンディション不良のため離脱中のウィル・スミスは「帽子を間違えて触ってもABSチャレンジをしていた」と指摘すると、「ピッチャーも、キャッチャーが1番わかると思うからさ、両者意見が合えば1番いいんだけど、やっぱ合わないとかあるよね」と語っていた。
関連記事:ドジャース佐々木朗希への批判報道、武田一浩氏がメディア相手に怒り「気持ちで潰しちゃかわいそう」
■気性の荒さが目立つラッシングラッシングは、2025年にメジャー初昇格。バッティングを買われているが、三振してベンチで叫ぶ、バットをへし折るなどかなり気性が荒い行動を見せており、評価が分かれている。
ドジャースの正捕手で昨年ワールドシリーズ第7戦で決勝ホームランを放ったスミスが離脱、さらに昨年後半スタメンで起用され、好リードを見せたベン・ロートベットが退団しており、ラッシングを使わざるを得ないようだ。
大谷に怒られた男として、日本でも有名になりつつあるラッシング。この経験をバネに一流選手になることができるだろうか。
関連記事:ドジャース佐々木朗希、“すぐ直すべきポイント”を武田一浩氏が指摘 「監督は先発で使う」
【今回の動画】武田氏が「大谷に怒られた男」に苦言■執筆者プロフィール佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)