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「世界中のファンを魅了している」日本代表の快進撃にスペインの分析記者も感銘「久保の負傷が予想外の出来事をもたらした」「ブラジルを窮地に追い込むことは可能」

「世界中のファンを魅了している」日本代表の快進撃にスペインの分析記者も感銘「久保の負傷が予想外の出来事をもたらした」「ブラジルを窮地に追い込むことは可能」


 今大会で中立的なフットボールファンの心を掴むチームを一つ挙げるなら、それは日本をおいてほかにない。森保一監督率いるサムライブルーは、戦術的な規律と、勇敢で縦に速いフットボールを融合させ、大会で最も魅力的なチームとなっている。堂安律、前田大然、中村敬斗、鎌田大地といった選手たちは、長年「秩序と自己犠牲精神」のイメージのみで語られがちだった日本代表において、驚くほど物怖じしない大胆なプレーを披露している。

 ただ、森保監督が採用する3バックシステムが、このグループのポテンシャルをいささか制限している印象は否めない。日本にはボールを保持した際により攻撃的になり、敵陣で野心的なプレーを展開できるだけの素材が揃っている。それでも指揮官は結果を手にするためのバランスを見出し、複数の主力選手の能力を引き出すことに成功した。その最たる例が堂安だ。

 久保建英の負傷は当初、深刻な事態に見舞われたかのように思われたが、結果として予想外の出来事をもたらした。1トップの上田綺世の背後に配置されたことで、堂安の本領が発揮された。サイドの幅の確保や守備の上下動に追われるウイングバックのタスクから解放され、ライン間でボールを受けて前を向き、攻撃のリズムを生むスペースを得ることができるようになっている。スウェーデン戦における彼のインパクトは明らかであり、日本は新たな決定的なアタッカーを手に入れた。

 結果も充実した戦いぶりを証明している。オランダもスウェーデンも、日本を破ることはできなかった。この事実は、単なるグループリーグ突破という事実を超えて、以前から示されていた傾向を裏付けている。日本はもはや、欧州の強豪国と偶然互角に戦っているわけではない。多くの選手が欧州の主要リーグでプレーし、相手に主導権を握られた局面でも自らの個性を見失わない成熟した完成度を備えている。
 
 次戦の対戦相手はブラジルだ。客観的に見れば、5度の世界王者が優勢であることは疑いようがない。個の力、豊富な経験、そしてスカッドの層の厚さにおいて日本を上回っている。

 しかし、ブラジルにも警戒すべき明確な理由がある。日本は昨年10月の対戦でブラジルを撃破(3-2)しており、この一戦はセレソンにとって戦術的に非常に戦いにくい要素を含んでいる。

 ブラジルは尻上がりに調子を上げているとはいえ、ヴィニシウス・ジュニオールの閃きとマテウス・クーニャの得点力に大きく依存しているのが現状で、中盤から試合をコントロールすることに苦労し続けている。日本はこの隙を突くべきであり、高い位置からのプレスを敢行すれば、ブラジルを窮地に追い込むことが可能だ。ブラジルの中盤から前線の強力なアタッカー陣へのパスコースを遮断できれば、日本が番狂わせを起こす可能性は高まる。

 どのような結末を迎えようとも、日本はすでに攻撃的なアプローチ、勇敢さ、そして才気溢れる選手たちのフレッシュなプレーによって、世界中のフットボールファンを魅了したという確かな収穫を手にしている。

 ブラジルとの激突は、決勝トーナメント1回戦屈指の好カードになる。論理的な予測に従えば勝者はブラジルだが、ここまでの日本の戦いぶりを見れば、大会最初の大きな衝撃が日本語で語られる可能性は決して低くはない。

文●イグナシオ・カマーチョ(AS紙)
翻訳●下村正幸

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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