現地時間6月23日(日本時間24日)に行なわれた「NBAドラフト2026」で、ゴールデンステイト・ウォリアーズは1巡目全体11位でヤクセル・レンデボーグを指名した。
昨季NCAAトーナメントを制したミシガン大で、レンデボーグはチームトップの平均15.1点(フィールドゴール成功率51.5%、3ポイント成功率37.2%/平均1.7本成功、フリースロー成功率82.4%)に6.8リバウンド、3.2アシスト、1.1スティール、1.2ブロックをマーク。
206㎝・109㎏のサイズに216㎝のウイングスパンを誇るフォワードは、ウォリアーズでドレイモンド・グリーン(来季契約はプレーヤーオプション)の控えを務めることが予想される。
今季はプレーオフ進出を逃したウォリアーズだが、2010年代から2020年代前半にかけて、ステフィン・カリーを中心に2015、17、18、22年と4度の優勝を果たしたリーグ屈指の強豪だった。
しかし、少年時代のレンデボーグは“アンチ・カリー”だったという。
ドラフト後、レンデボーグはウォリアーズとクリーブランド・キャバリアーズが対戦した2016年ファイナルを振り返り、こう語っていた。
「2016年当時はカイリー・アービングの大ファンだったんだ。だからステフ・カリーのことは嫌いだったよ」
連覇を狙ったこの年のウォリアーズは、レギュラーシーズンをNBA歴代最高の73勝9敗で終え、大本命としてファイナルへ進出。キャブズ相手に最初の4試合で3勝をあげ、早々に王手をかけたが、その後、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)とアービング(現ダラス・マーベリックス)に爆発を許し、まさかの3連敗を喫した。
連覇を目前で逃したウォリアーズにとっては苦い思い出だが、現在もチームに残っている選手はカリーとグリーンだけ。当時13歳だったレンデボーグが、10年後にウォリアーズからドラフト指名されるとは夢にも思わなかっただろう。
そんななか、カリーは『ESPN』が投稿したインスタグラムのページで冗談を交えながらレンデボーグへ「さぁ行くぞ! ようこそベイエリアへ! 君の新たなお気に入り選手になれるよう、全力で頑張るよ」と投稿し、“嬉し泣き”の絵文字も添えて反応した。
なお、レンデボーグは今年4月のウォリアーズとロサンゼルス・クリッパーズのプレーイン・ゲームですでにカリーと対面しており、歴代最高のシューターとの共闘をポジティブに捉えていた。
「今こうして彼と同じチームになり、一緒にプレーすることで彼から多くのことを学べるのは、すごく大きいと思う。彼は素晴らしい人柄で、誠実な人なんだ。彼のプレーを間近で見られるんだから光栄だと思っているよ」
かつて“アンチ・カリー”だった23歳のルーキーは、今度はそのスーパースターとともにウォリアーズの逆襲を目指す。1年目からローテーションに食い込み、存在感を発揮できるか注目が集まる。
文●秋山裕之(フリーライター)
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