ゴールデンステイト・ウォリアーズは、現地時間6月23日(日本時間24日)に行なわれた「NBAドラフト2026」で、1巡目全体11位でミシガン大のヤクセル・レンデボーグを指名した。
昨季、ミシガン大の優勝に貢献したフォワードは、2歳の頃にプエルトリコからアメリカへ渡り、1年目ながら23歳と、ドラフト組では比較的年長のルーキーだ。
ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、ルーキーや若手をあまり起用しないことで知られている。それだけに、レンデボーグが早い段階で出場機会を得るには、即戦力であることを示さなければならない。
レンデボーグは指揮官と最初に交わした会話をこう明かしていた。
「基本的に、彼が僕へ何を求めているのか、期待値に関する話だった。彼は普段、ルーキーをそれほど起用しない。そういう傾向がある。でも今のチーム状況を見ると、僕にはプレーする大きなチャンスがあるし、スターターにだってなれるかもしれない。そういった希望があるから、ポジション争いを勝ち抜いてやるというモチベーションが間違いなく高まるよ」
今季のウォリアーズはシーズン中にジミー・バトラー三世とモーゼス・ムーディーが大ケガで途中離脱するアクシデントに見舞われた。両者とも来季の開幕戦は絶望的で、復帰は最短でもシーズン中盤以降になることが予想される。
ドラフトのロッタリー指名選手(1位~14位)たちでも、ルーキーイヤーから出番を確保できるかどうかは、指揮官やチームメイトとの相性など、チーム事情によって大きく変わってくる。
その点、レンデボーグはウォリアーズの現状をポジティブに受け止めていた。
「昨シーズンのチームが、ボールハンドラー不足に苦しんでいたことは知っている。だから僕はその役割、セカンダリー・ボールハンドラーを担うことになると思っているんだ。それに、相手チームのベストプレーヤーをガードする役割を任せてもらえるような、信頼される選手になりたい。僕は3&Dタイプだけど、同時にセカンダリー・プレーメーカーでもあるんだ」
なお、ウォリアーズでチームメイトになるドレイモンド・グリーンはライバル校であるミシガン州大出身。入団会見で記者から「すでにドレイモンド・グリーンやステフィン・カリーとは話したか」と質問されると、レンデボーグは次のように答えた。
「ドラフト当日の夜に、ステフが僕と(ラジャエ・ジョーンズ/2巡目54位で指名)をチームのグループチャットに招待して歓迎してたんだ。昨日はステフにも連絡してひとつだけ質問をしたよ。それからドレイモンドにもメッセージを送ったんだけど……まだ返事はもらっていないよ」
レンデボーグが笑いながら話すと、ゼネラルマネージャーのマイク・ダンリービーJr.も、「心配しなくていいさ。ドレイモンドは私にも返信しないから」と冗談を飛ばした。
オールラウンドな能力とエネルギッシュなプレーが持ち味のルーキーは、まずは7月のサマーリーグで存在感を示し、カーHCの信頼を勝ち取れるかが最初の関門となる。
文●秋山裕之(フリーライター)
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