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八村塁を擁した12年前の「84点差」から「62点差」に。“世界最強”アメリカに挑んだ若き日本代表【バスケU17W杯】<DUNKSHOOT>

八村塁を擁した12年前の「84点差」から「62点差」に。“世界最強”アメリカに挑んだ若き日本代表【バスケU17W杯】<DUNKSHOOT>

6月27日よりトルコのイスタンブールで開催されている「FIBA U17バスケットボール ワールドカップ2026」。2大会ぶり3度目の出場を果たしている日本代表は、初戦でイタリアに64-93で敗れると、28日の2戦目に大会7連覇中のアメリカと激突した。

 2010年から2年おきに開催(2020年は新型コロナウイルスの影響で中止)されているこの大会において、アメリカは一度も王座を譲っていないばかりか、一戦たりとも敗れていない。今大会初戦もフランスに115-84で圧勝し、日本戦前の時点で通算52勝0敗。まさに絶対王者だ。

 歴代の大会MVPには、ブラッドリー・ビール(10年)を筆頭に、ジャリル・オカフォー(12年)、コリン・セクストン(16年)、ジェイレン・グリーン(18年)、キャメロン・ブーザー(24年)など、のちのNBAプレーヤーが並ぶ。

 そんな王国に対して日本は、過去に一度対戦し、まざまざとその強さを見せつけられている。それが2014年、当時16歳の八村塁を擁して初めて臨んだドバイ大会だ。

 この時のスコアは38-122。第1クォーターで6-41、前半を終えて17-75と一方的に攻められ、最終的に84点差をつけられる惨敗を喫した。当時の若きUSAチームにはボストン・セルティックスの現エース、ジェイソン・テイタムがおり、最多の19得点をマークしている。

 ただ、そのなかでも八村はチームの38点中25得点を稼ぎ、孤軍奮闘。大会を通じて日本は1勝6敗の14位(順位決定戦でUAEに勝利)に終わったが、平均22.6点をあげて大会得点王に輝いた。この実績が、八村を世界に羽ばたかせるきっかけとなった。
  迎えた12年越しの再戦。日本は第1クォーターこそ10点差(17-27)と粘りを見せるも、第2クォーター以降は地力の差が露呈し、66-128で完敗。過去の84点差から62点差とわずかに縮まったとはいえ、技術、フィジカル、戦術、すべてが世界のトップとは大きな差があることを痛感させられた。

 もっとも、それは今大会に臨む前からわかっていたことである。大事なのは、相手の名前に怯まず全力でぶつかり、自らの課題を理解した上でそれでもチャレンジし続ける姿勢だ。

 その点で存在感が際立ったのが、京都・東山高校2年の佐藤久遠だった。

 大黒柱の白谷 柱誠ジャック(福岡大学附属大濠高)が、持ち味のフィジカルでアドバンテージを取れず、フィールドゴール成功率19.0%(4/21)で10得点、11ターンオーバーに封じられたなか、チーム最多の22得点を奪取。立ち上がりから何度も相手のブロックに遭いながらも、果敢なペイントアタックやジャンプショット、巧みなフローターなどでフィールドゴール成功率45.5%(10/22)を残した。

 今大会、FIBAジュニアランキング1位のアメリカをはじめ、3位のイタリア、4位のフランスと同じ“死の組”に入った日本(同24位)にとって、グループステージの3連敗は想定内。世界のトップレベルを肌で感じ、国内カテゴリー全般における今後の課題を明確にすることが重要となる。

 フランス戦は30日18時ティップオフ。佐藤や白谷はもちろん、チーム全体でチャレンジする姿勢を貫いてもらいたい。

構成●ダンクシュート編集部

八村塁から次世代エース候補・白谷 柱誠ジャックへ。世界で戦う技とマインドを伝授「大事なのは競争心」<DUNKSHOOT>
配信元: THE DIGEST

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