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吉高由里子「生きてるときは、緊張してるか眠いかのどっちか」実は緊張しやすいタイプと世間の誤解にプチクレーム

吉高由里子「生きてるときは、緊張してるか眠いかのどっちか」実は緊張しやすいタイプと世間の誤解にプチクレーム

本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、黒沢清監督が「黒牢城」舞台あいさつに登壇
本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、黒沢清監督が「黒牢城」舞台あいさつに登壇 / 撮影=鈴木康道

本木雅弘、菅田将暉、吉高由里子、黒沢清監督が6月30日、都内にて行われた映画「黒牢城」の公開12日目記念舞台あいさつに登壇。吉高が「生きてるときは、緊張してるか眠いかのどっちか」と自身の意外な素顔を明かし、会場を笑わせた。

■世界30カ国以上で公開決定、「モノクロ特別版」の上映もサプライズ発表

本作は、織田信長に謀反を起こし籠城した武将・荒木村重(本木)が、城内で次々と起こる怪事件の謎に、妻・千代保(吉高)の支えや牢に捕らえた軍師・黒田官兵衛(菅田)の智略を借りて挑む歴史ミステリー。

主演の本木は、6月19日からの公開12日目にして世界30カ国以上での公開が決定したという快挙に、「予兆はカンヌ国際映画祭で確認できていました。日本人の私たちが見ても関係性が難しい部分があるが、それを通じさせてしまうのが黒沢さんの手法。世界の方にどう届くか楽しみ」と喜びをにじませる。

さらに、7月10日(金)より「黒牢城 モノクロ特別版」が一部劇場で上映されることも決定。黒沢監督は、「正直言って、最初この企画に全く乗っていませんでした。最初から言ってくれればそういうふうに撮るのに」と言いつつも、「試写を見たらめちゃくちゃいい。俳優の表情、白目のくっきりした感じ、衣装の模様がカラーよりも凝縮して見える。騙されたと思って見てほしい」と太鼓判を押した。

撮影現場の裏話では、過酷な時代劇ながら「ほぼ定時で終わるんですよ。こんな映画の現場、ないですよ」という驚きの事実を本木が明かす。一方、黒沢監督は「社会人として当たり前。定時に終われば次の日頑張れる」とひょうひょうと答え、会場からは大きな拍手が送られた。

■官兵衛演じる菅田将暉は「実はバカ」、吉高由里子は「極度の緊張しい」を告白[/HEAD]

イベントでは、世間に浸透している役柄からのイメージと、実際のギャップについてのトークが展開。吉高は「私は緊張したことないでしょってよく言われるんですけど、 すごくします。みんな勘違いしてる。『いいなあ、あんなヘラヘラ喋ってるだけで』と思ってるかもしれないけど、ここ、緊張するから! 誤解されてる」と力説。

さらに、「演技のときそうですけど、生きてると、緊張してるか眠いかどっちか。そういうタイプの人間なんで」と話し、会場の笑いを誘った。

一方、軍師・黒田官兵衛を演じた菅田は「竹中半兵衛とか賢い役が続いていますけど、実はめちゃくちゃバカ(苦笑)。国語が苦手で、台本を読むとか、ああいう作戦を考えたりするというのは実は苦手です」と意外な素顔を明かす。

そんな菅田を「地頭がいい」と絶賛する本木は、自身の思われがちなギャップを「理屈っぽく監督をディスっているように見えて、実は監督のことが大好きです」と告白。キャスト陣の仲の良さが伺えるやり取りに、会場は温かな空気に包まれた。
「黒牢城」公開12日目記念舞台あいさつより
「黒牢城」公開12日目記念舞台あいさつより / 撮影=鈴木康道


[HEAD]後追いでいいから想像してほしい、黒沢監督の独特な演出術

黒沢映画特有の引きの画や長回しについて、本木は「観客が追いつけなくても、その言葉から想像して物語を自分事にしていく。恐ろしい監督だということがよく分かります」と分析。吉高とのシーンについても、「後ろで吉高さんがぼやけて立ち上がる感じが、ファンにはたまらない『(黒沢)清、キターー!』というポイント」と熱弁した。

そんな言葉を受けて黒沢監督は、「映画館という大きなスクリーンで、俳優の一挙手一投足や、奥にある衣装の模様まで、いろいろなものを発見してほしい。それが映画という表現の面白いところ」と演出意図を語った。

最後に黒沢監督が、「映画館で映画を見るという体験が面白いと思っていただけたらうれしいです。今後も『黒牢城』をよろしくお願いします」と呼びかけ、舞台あいさつは終了した。

◆取材・文=鈴木康道

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