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EXIT、“約束ができる相手が居る”のは素晴らしいこと「先日、今後ずっと一緒にやっていこうと決まりました」<映画アンパンマン>

EXIT、“約束ができる相手が居る”のは素晴らしいこと「先日、今後ずっと一緒にやっていこうと決まりました」<映画アンパンマン>

EXIT
EXIT / 撮影=MANAMI

6月26日公開の映画「それいけ!アンパンマン パンタンと約束の星」に、声優として、EXITのりんたろー。と兼近大樹がゲスト出演。子どもの頃から「アンパンマン」が大好きな2人は、出演が決まった時、嬉しくてハイタッチをしたんだそう。そんな彼らに、今回の映画や「それいけ!アンパンマン」についての想い、声優初体験のビハインドなどをたっぷり語ってもらった。

■今回のキーワードは「約束」

「それいけ!アンパンマン」は、1988年にTVアニメがスタートし、1989年に劇場版第1作が公開。37作目となる今作のキーワードは「約束」。

かつて、冒険家・ニャックルと交わした大切な約束を守る為、旅をしていたレッサーパンダのパンタンは、旅の途中で、ばいきんまんの“赤ちゃんスプレー”を浴びて、子どもの姿になってしまい、アンパンマンたちに助けられる。

旅をする理由と大切な約束を破ってしまったという後悔をアンパンマンたちに語ったパンタンは、「今度こそ約束を守る」と気持ちを新たにし、クリームパンダと共に“虹の星”を目指すことに。数々のピンチにくじけそうになりながらも、出会った人々やアンパンマンたちに助けられながら、「何があっても絶対に諦めない!」と旅を続けるパンタンたち。約束の地でパンタンが見たものは何だったのか。大切な約束と友情の物語となっている。

本作で、りんたろー。はアンパンマンやパンタンたちを襲う雨や雷を操る雲の怪物・アマグモラを、兼近は元はばいきんまんが発明したメカだったが、コキンちゃんのいたずらによりユニークな姿に変身してしまった、キューティーバードロボを演じている。また、アンパンマンやクリームパンダたちと一緒に宝物を探す冒険へ出発する、パンタンの声は土屋太鳳が担当している。

■兼近大樹「アマグモラがりんたろー。さんに似すぎ」

――今回、映画「アンパンマン」に参加できると聞いた時のお気持ちは?

りんたろー。:小さい頃から大好きだったんですけど、親になってからスゴく「アンパンマン」に助けられることが多くて。なので、そのファミリーに入れるっていうのが、親としても本当にうれしかったですね。

兼近:僕は声優の仕事をしたかったので、こんな日本を代表するアニメに出られるっていうのが、もうメチャクチャ今までに無いぐらいうれしくて。コンビ組んで最初に出た「M-1グランプリ」3回戦でウケまくった時ぐらいテンション上がりましたね。

――ご自分が演じるキャラクターを見た時の第一印象は?

りんたろー。:アマグモラは、何かモコモコしてて可愛いなって思いました。

兼近:最初、どっちがどの役をやるのか聞いてなかったんですよ。でも、キャラクターのイラストを見た時にアマグモラがりんたろー。さんに似すぎてて。「あ、俺がコレなわけない」って(笑)。りんたろー。さんをモデルにして作ったんだと思ったら、元々居るキャラクターだって聞いて驚きました。

――兼近さんのキューティーバードロボは?

兼近:こっちもそっくりだなと思いましたよ。ピンクが入ってて、可愛らしいなと。見た瞬間、「グッズ化したいな」って思いました。でも、売れなかったら困るので…。だから「作ってほしい」とは言えないんですけど。

――見た目以外に、自分と似てるなと感じる部分はありますか?

りんたろー。:雨と雷を操れるところですかね。

兼近:そんな大きな力持ってたなんて、聞いてなかったわ。

りんたろー。:実はそうなんだよ。ロケの時に雨雲を呼んで「今日、中止です」ってしたり…。それはともかく(笑)、「アンパンマン」の敵のキャラクターって結構ヌケてるところが多くて愛せる部分があるじゃないですか。でも、アマグモラは本当に怖いキャラクターなんですよ。りんたろー。はヌケてるんで、ちょっと似てないかもしれないです(苦笑)。

兼近:キューティーバードロボは、名前の通りキューティーなんで、そこはもう自分と一緒だなって思います。あと、バードなんで、飛べるんですね。僕もね、常に飛んでいる…。

りんたろー。:記憶が?(笑)

兼近:記憶もだし、あと、夢に向かって羽ばたくっていう意味でも。基本的にはやることなすこと全部飛んでるんで、そこはそっくりだなって。それと、キューティーバードロボって命令でしか動かないんで、僕もこういうばいきんまんに動かされてるところが…。

りんたろー。:ばいきんまんじゃねぇよ。

兼近:そういう意味では、僕はもうまんまです。

■ドキンちゃんとしょくぱんまんは「ロミオとジュリエット」!?

――好きなアンパンマンのキャラクターは?

りんたろー。:アンパンマンはもちろんですけど、ハンバーガーキッドが子供の頃好きでしたね。馬に乗ってやって来て、カッコいいなぁって。今でもグッズが売られてて、それがスゴくうれしいです。あと、てっかのマキちゃんも好きです。何かちゃきちゃきしてて。

兼近:マキちゃんカワイイよね。特に“日本のキャラ”っていうのもいいよね。

りんたろー。:パンじゃダメってこと?

兼近:パンは外国から来たものだから。おむすびまんとかてんどんまんとか最高だよね。かまめしどんもえげつないね。“釜の飯”ってもう、ザ・日本じゃないっすか。

――じゃあ兼近さんは、和風、米寄りのキャラがお好きだと。

兼近:米系大好きです(笑)。あとは、ドキンちゃんが好きです。ドキンちゃんのしょくぱんまんへの向き合い方が勉強になるなぁ、と。

――どんなところが勉強に?

兼近:アンパンマン側とばいきんまん側は敵にあたると思ってるんですけど、その敵味方関係なく、愛を感じられる…「ロミオとジュリエット」みたいな。ただ残念ながら、しょくぱんまんには気が無いように見えるんですけど。それでもドキンちゃんは、ただ相手が大切なんだって攻撃の手を緩める。このドキンちゃんの素晴らしさ。これはもう皆さんに学んでほしい。

りんたろー。:ウチの子はだだんだんが好きなんです。服や靴もだだんだん。一番お気に入りのグッズも、だだんだんがもぐりんになったりいろいろ変形するヤツなんです。

兼近:王道にいかないんだ。お父さんは王道が好きじゃん。とにかく流行ってるものだけを取り入れる。全てにおいてね。

りんたろー。:ハハハハハ。反面教師(笑)。早くない?

兼近:流行りとかダセェと思ってんじゃない?りんたろー。さん見て、「コイツ、自分持ってねぇわ。オレはだだんだん!」って。

■りんたろー。「(アフレコで)喉が壊れました(笑)」

――今回、アフレコをしてみて、どんなところが難しかったですか?

りんたろー。:僕の場合はスゴい低い声だったんですよ。だからセリフを言うたびに喉が壊れていきました…。喉の使う所をどんどん変えていって、使える場所がなくなった時にちょうど終了になりました。

兼近:登場してから退場までで、声がどんどん変わっていってます(爆笑)。「何か、声違います」とか言われてて(笑)。限界ギリギリを攻めてるから最後咳き込みながらやってて、もう2度とやれないんだろうなって思いながら見てました。

りんたろー。:喉を置いてくる気持ちでやり切りました。

兼近:「大丈夫ですか!?水飲んでください!」って心配されてて(笑)、じゃあ最初から無茶しないでできる声にしなよってずっと思ってたんですけど。監督でもないオレがそう言うのも意味わからないし、言ったら余計できなくなるから我慢しました。

りんたろー。:怖い感じを出したくて、頑張っちゃいました。

兼近:僕は、何度でもできる声で楽しくやれました。難しかったのは涙を流すシーン。“ロボ”なんで、僕の中で“心”を捨ててた部分があったんですよ。でも、涙を流すってことはロボでも心があるんだと思ったら、気持ちがだいぶ入っちゃって。実際に涙流しながら演じていました。リアリティのあるキャラクターになっていると思います。

りんたろー。:兼近、やりすぎて、(間)寛平師匠みたいになってて、「コレ、正しいのかな…」って思う時がありましたよ。

兼近:俺の役は、元々はばいきんまんに作られた屈強なロボだったのに、コキンちゃんによって可愛くされたってキャラクターなんで難しいんですよ。「キュワ~」とか言わなきゃいけないんで。

りんたろー。:監督さんから怒られてました。

兼近:「やりすぎてるかなぁ」って言われて、ちょっと控えめにしましたけど。

――お互いに点数を付けると?

りんたろー。:80点ですかね。20点減点で(笑)。

兼近:りんたろー。さんは、アマグモラとしては100点に近いですけど、声優としては0点。その時の気分で自分の声じゃない声を出してるから、「もう1回」って言われても忘れちゃってできないんですよ。再現性ゼロ(笑)。

■兼近大樹「約束ができる相手が居るのは、素晴らしいこと」

――今回の作品のテーマは“約束”ですが、今回、参加してみて“約束”に対する考え方とかが変わりましたか?

りんたろー。:「約束はするのも、破ってしまうのも簡単」ってセリフがあるんですけど、確かにそうだなと。だからこそ、した約束にはしっかり責任を持たなきゃいけないなっていうのはすごく思いましたね。

兼近:“約束”ってコミュニケーションというか、人との繋がりとか絆だと思うんですよ。でも、約束できない相手が周りにたくさんいるまま死んでいく人がほとんどなんです。

りんたろー。:急にどうした。

兼近:だから、“約束ができる相手が居る”ってことは本当に素晴らしいことだと思います。

――お2人の間で約束したことは、何かありますか?

りんたろー。:僕がコンビを組もうと誘った時に、兼近くん、「僕はタイに行って“タイ住みます芸人”になる。もう決まってるんで」って言ってたんですよ。いろいろ説得する中で「1年だけください。1年でキミを日本のスターにするから、コンビを組んでくれ」って言って、EXITを組みました。

兼近:「しつこいなぁ」と思いましたね。周りの芸人や作家さんとかも使って説得してきたんですけど、俺「スターになりたい」って言ったことは1回も無かったんですよ。スターになりたかったのは彼(笑)。でも、ここまで誘ってくれる方が居るっていうのはありがたいことなんで、「1年間だけ」って組むことにしました。先日、契約更新で。今後ずっとやっていこうっていうのが決まりましたね。

――でもその「1年間」って約束があったから、今があるんですもんね。

兼近:そうですね、今に繋がってるっていうのはありますね。

――今回「諦めない」っていうのも重要なテーマですよね。

りんたろー。:はい。パンタンがいろんな所を旅しながら手紙を届けてたおかげで、後にピンチになった時に助けてもらえるじゃないですか。それは、僕らの仕事でもメッチャ感じます。何気無くやってきたことが、困った時に助けてくれる人がたくさん居ることに繋がるよっていうのを言いたいです。

■りんたろー。「(映画は) 大人も考えさせられる内容」

――アンパンマンが新しい顔を作ってもらうと元気が戻るように、お2人にとっての元気になる原動力は何ですか?

りんたろー。:子どもたちですね。スベって家に帰った時でも近寄ってきてくれたら癒されて元気が出ます。ワンちゃんも居るんですけど、ヘコんでるのがわかるんでしょうね、メッチャペロペロ舐めてくれます。

兼近:僕はパチンコですかね。報酬系回路が爆発するというか(笑)、ドーパミンみたいなものが頭の中で弾けるんで、元気の無い時はドーパミンを出しに行きます。元気な時に行って元気無くすこともあるんですけど、そのランダム性もいいんですよ。

――劇中で、パンタンたちは宝物を探す冒険に出るんですけど、お2人の宝物はなんですか?

りんたろー。:それは、兼近くん以外でってことですか?

兼近:それは当然。言う必要も無いでしょ。

りんたろー。:大前提だったな。じゃあヴィンテージデニムかな。3本ぐらいあって、今、ワンオペで育ててるんで、なかなか大変なんですけど、愛情を持って育てていきたいなと思ってます。

兼近:あんまりハッキリ言うことではないと思うんですけど…お金です。すいません! お金に執着は無いんですけど、1つ挙げるってなったら…。だってお金があれば、ヴィンテージデニムとかも買えるわけじゃん。お金で何を手に入れるかってことだと思うんですよね。そういう意味では宝物は“欲”です。欲が僕を動かしているんで。

りんたろー。:もっとほっこりしたこと言えよ…。

――最後に、映画をご覧になる方々にメッセージをお願いします。

りんたろー。:映画「アンパンマン」は、いつもは未熟な主人公がいろんな問題にぶつかりながら成長していくところを描いていくんですけど、今回は大人の主人公が子どもの姿に戻るところからストーリーが始まるという、ちょっと特殊なパターンです。約束を守る難しさとか大切さを教えてくれて、大人もいろいろ考えさせられるような内容になってるんで、ぜひ劇場に行ってほしいなと思います。僕も子どもと一緒に行きます。初めての映画館体験なんで、どういうリアクションをするのか楽しみです。

兼近:全力でキューティーバードロボを演じたので、皆さんの心に響くような「キューティーン!」が出てるはずです。ぜひともその「キューティーン!」を浴びに、劇場に足を運んでください!僕もデートで3回は行く予定です。一緒に行ってくれる彼女を3人、今から探します!

りんたろー。:違う相手はダメだろ!

◆取材・文=鳥居美保/撮影=MAMAMI/スタイリスト=矢羽々さゆり(lilium))/ヘア&メーク=田中陽子

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