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ジョコビッチがテニスツアーの大幅改革を提言! 日程や大会方式の見直しを訴え「新たな試みに挑戦すべき」<SMASH>

ジョコビッチがテニスツアーの大幅改革を提言! 日程や大会方式の見直しを訴え「新たな試みに挑戦すべき」<SMASH>

開催中のテニス四大大会「ウインブルドン」の男子シングルスで21大会連続21度目の初戦突破を果たした元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア/現8位)が、1回戦勝利後の記者会見でプロテニスツアーが抱える課題について持論を展開し、抜本的な改革の必要性を訴えた。

 同大会で7度の優勝を誇る39歳のジョコビッチは、開幕日の現地6月29日に行なわれた1回戦で中国の26歳ウー・イービン(元54位/現102位)と対戦し、3時間12分に及ぶ激戦の末に6-4、5-7、6-4、6-4で勝利。だが試合内容以上に注目を集めたのが、レジェンドが語った男子ツアーの現状に対する踏み込んだ見解だった。

 中でもジョコビッチが問題視しているのが、負傷者が増加傾向にある現状だ。「私はどの大会に出場するかを選べる立場にあり、多くの選手と比べると厳しいスケジュールではない」と前置きしつつ、「統計を見てもケガが増えている」と指摘。背景には、プロテニスの商業的利益の拡大を過度に優先する風潮があり、その結果として大会日程の長期化や新規大会の導入が進み、ツアースケジュールの過密化を招いているとの見方を示した。

 その上で、カルロス・アルカラス(スペイン/現2位)をはじめとするトップ選手が長期間にわたり自宅を離れる生活を余儀なくされている実情を挙げ、現在のツアー運営は「うまく機能していない」と断言。「統括団体同士の対立があまりにも多く、一体感も欠けている」と続け、競技全体の抜本的な見直しが必要だと訴えた。
 「今のテニスツアーは、ある種の大規模なリセットが必要だと思う。グランドスラム(四大大会)は今後もこの競技の柱であり続けるだろうが、ツアー公式戦に関しては日程や大会フォーマットなど多くの要素を見直す必要があると感じる。関係者全員で、この競技の未来にとって何が最善なのかを考えるべきだ」

 また39歳は、近年広がりを見せているマスターズ1000大会の2週間開催についても改めて批判。日程の長期化によって生み出される収益は大会側に大きく還元される一方で、選手側が得られる利益は限定的だと主張した。自身が選手評議会会長を務めていた当時、新フォーマット導入の阻止を試みたものの、「十分な権限がなく実現できなかった」という。

 一方で、テニス界の伝統を守りつつ、若い世代のファンを取り込むための改革も必要だと強調する。自身も創設に携わったPTPA(プロテニス選手協会)が数年前に実施した調査でテニスファンの平均年齢が61歳だったことに触れ、次のように語った。

「人々の集中力やコンテンツ消費のあり方は変化している。若い世代は四大大会を見ることはあっても、毎日のように4~5時間も試合を見続けることはない。四大大会以外のツアー大会では、より短時間で終わる試合やダイナミックなフォーマットなど、新たな試みに挑戦すべきだ」

 長年テニス界をけん引してきたレジェンドの本質を突いた問題提起は、今後のツアー改革を巡る議論に一石を投じるものとなりそうだ。

文●中村光佑

【画像】ジョコビッチをはじめ、ウインブルドン2026を戦う男子トップ選手たちの厳選フォト!

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配信元: THE DIGEST

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