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「日本はどうしてそんな戦い方をしているんだ」ブラジル国民は不思議がっている。差はすごく縮まったが…とても残念だ【ブラジル人記者の視点】

「日本はどうしてそんな戦い方をしているんだ」ブラジル国民は不思議がっている。差はすごく縮まったが…とても残念だ【ブラジル人記者の視点】


 二の舞はごめんだ!誰もがそう思ったが――。

 森保ジャパンは日本時間6月30日、北中米ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、ブラジル代表とヒューストン・スタジアムで対戦した。

 W杯では20年ぶりの再戦となったなか、29分に佐野海舟が見事に先制点を奪った。

 2006年のドイツ大会の時と同じだ。当時は34分に玉田圭司がスコアを動かした。ただ、その際は前半のうちに怪物ロナウドに同点弾を浴びると、後半に3発を叩き込まれ、1-4で完敗した。

 2026年はどうか。きっちりとリードを保ったまま前半を終えた。「いいぞ、このまま」と王国撃破への期待が高まったが、56分にカゼミーロに被弾。さらに延長戦間近だった90+5分にガブリエウ・マルチネッリに得点を許し、1-2で逆転負けを喫した。

 20年前とおおよそ同じ展開だ。ご意見番のセルジオ越後氏は「スコアは1-2だけど、後半はワンサイドゲーム。ブラジルはセンターバック2人がすごく高い位置でプレーをしていたけど、日本にはカウンターする力がもうなかった。回されすぎていた。内容的には、20年前と変わっていないということじゃないか」と評した。
 
 日本と王国の差は全く縮まっていないのか。いや、そうではない。ブラジル人記者であり、日本サッカーを長く取材するチアゴ・ボンテンポ氏は、次のような見解を示した。

「20年前にグループステージで対戦した際は、ブラジルは2連勝ですでに決勝トーナメント進出が決まっていたので、本気じゃなかった。それでも簡単に4-1で日本に勝った。今回は本気のブラジルで、全力で戦った。そのブラジルでも95分までは引き分けだった。だから今はすごく差が縮まったね。でも今回、日本は近いレベルにもかかわらず、それを思わせる戦い方ができなかった。だからとても残念だ」

 一方で、ブラジル国民の日本サッカーの見方はあまり変わっていないという。

「去年の親善試合でブラジルが日本に負けた時は、誰も日本を認めず、『自分たちのミスで負けた』と言い張っていた。今回も多分、ほとんどのブラジル人は『日本は守備だけのチームか。もっと攻撃できるチームだと思ったのに、どうしてそんな戦い方をしているんだ』と思っただろう。だから、ほとんどのブラジル人は今回の試合でも日本の努力を認めず、『ブラジルが悪かったのでこんなに辛い試合になった』と思っているだろう」

 ボンテンポ記者曰く「多分みんなが『20年前と比べたら日本はちょっと強くなったけど、でもまだブラジルと比べ物にならない』と思っている」ようだ。

 実際、ブラジルは最多5度のW杯制覇を果たしているのに対し、日本は決勝トーナメントで1勝すらできていない。ブラジル内での認識を変える好機は4年後以降となった。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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