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「だからブラジルだけは避けたかった」本気のセレソンの“凄まじい強さ”、怪我人続出の日本代表が勝てるほど甘くはなかった【W杯】

「だからブラジルだけは避けたかった」本気のセレソンの“凄まじい強さ”、怪我人続出の日本代表が勝てるほど甘くはなかった【W杯】


「だからブラジルだけは避けたかったんだ」

 そう感じてしまった。

 日本代表は現地6月29日、北中米ワールドカップのラウンド32で強豪ブラジルと対戦。佐野海舟のゴールで先制したものの、防戦一方となった後半、56分に追いつかれると、後半アディショナルタイム5分に失点を喫し、1-2で敗れた。

 グループステージで2位が確定した瞬間、ブラジルは最も避けたい相手だったという記事を出した。理由は、昨年10月の対戦で勝っているからだ。

 ブラジルはその恥辱のリベンジでモチベーションはより高くなり、何より隙を見せなくなる。

 その原稿でも触れたように、南野拓実はモナコの同僚であるブラジル代表DFカイオ・エンリケから聞いた話では、10月の対戦で2点をリードしてハーフタイムを迎えた際、アンチェロッティがハーフタイムに「絶対にこのまま緩めるな」と鼓舞したものの、何人かの選手は勝ったような雰囲気になっていたという。後半に逆転を許し、イタリア人指揮官は激怒していたようだ。

 この稀代の名将が締めてくるのは自明の理だった。というより、日本の選手たちも話していたように、親善試合とはモチベーションがまったく違った。
 
 それはピッチ上でも現れていた。ボールを奪われたヴィニシウス・ジュニオールが、すぐに戻って取り返したシーンには驚かされた。“本気”のブラジルは、格が違った。

 後半は名将カルロ・アンチェロッティの戦術変更で、サイドから執拗にクロスを送り込まれ、日本はベタ引きして耐えるしかなかった。

 仮に後半を1-1で凌いだとしても、延長戦で日本が勝ち越し点を奪う可能性はほぼゼロに等しかった。

 10番の堂安律も「差があった」と認めたうえで、「後半は特に彼らは隙のないチームだった」と表現していた。

 とにかく、モチベーションが高く、戦術も守り、結束したセレソンの強さは凄まじく、怪我人が続出して層が薄くなった日本が勝てるほど甘くはなかった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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配信元: SOCCER DIGEST Web

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