北中米ワールドカップ(W杯)において、過去優勝4回のドイツがベスト32で敗退したことを受けて、同国の元エースストライカーで代表監督の経験もあるユルゲン・クリンスマン氏が母国代表を批判。これが思わぬ波紋を広げている。
クリンスマン氏は現地29日、ドイツがPK戦までもつれたパラグアイとの死闘に敗れた後、米メディア『ESPN』において、「ドイツ国民にとって悲痛な一日になった。ラウンド・オブ32で敗退するとは予想もしなかった。非常に失望する結果だ」と早期敗退に落胆。さらに、PK戦を含めた準備不足の戦いぶりを厳しく批判するとともに、「惨憺たる恥ずべき結果。(グループステージ敗退に終わった)過去2大会と同じくらいの深刻な失敗であり、ドイツは大きな危機に直面するだろう」などと危機感を示した。
ところが、このクリンスマン氏のドイツ代表批判に違和感を抱いたのが、韓国メディアだ。2023年から24年まで同国の代表監督も務めたクリンスマン氏の舌鋒に、スポーツサイト『スターニュース』は、「韓国を追われたクリンスマン氏、上から目線の苦言炸裂『恥ずべきで悲惨だ』…母国ドイツ敗退への言葉に批判殺到『人のことを言える立場か!』」と反発。また、『マイデイリー』も「『韓国史上最悪の監督』クリンスマン氏、今度はドイツを痛烈批判“惨憺たる敗戦。準備不足だった”」と綴り、韓国代表監督のキャリアを揶揄するような表現も織り交ぜて同氏の批判ぶりを報じた。
2023年2月から1年間にわたって監督を務めた韓国代表では、米国の自宅で過ごしながらの「リモート勤務」が不評を買ったクリンスマン氏。24年2月のアジアカップでは4強という結果を残したが、準決勝・ヨルダン戦の内容が酷く、チーム内での求心力も失っていたために契約期間は残っていたものの解任となっていた。
また、クリンスマン氏は今大会のグループステージ韓国対メキシコ戦(1-0でメキシコが勝利)でも『ESPN』の番組に出演し、韓国の敗因を指摘。「反撃に打って出るための交代が遅すぎた」などと持論を展開していた。
構成●THE DIGEST編集部
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