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ラプターズ帰還のレナード、前回は在籍1年だったが…「彼が望んでいるのはトロントで引退し、キャリアを終えること」と現地記者<DUNKSHOOT>

ラプターズ帰還のレナード、前回は在籍1年だったが…「彼が望んでいるのはトロントで引退し、キャリアを終えること」と現地記者<DUNKSHOOT>

現地時間6月30日(日本時間7月1日)、ロサンゼルス・クリッパーズとトロント・ラプターズの2チーム間で、トレードが合意に達したと『ESPN』が報じた。

 今オフのFA(フリーエージェント)交渉解禁初日に報じられたこの動きによって、クリッパーズはカワイ・レナードを手放し、ラプターズからブランドン・イングラムとグレイディ・ディック、2031年と2033年のドラフト1巡目指名権(プロテクトなし)、2027年1巡目指名権の交換権、そして2巡目指名権2本を獲得。

 このトレード報道の前日に35歳を迎えたレナードにとって、ラプターズは2018-19シーズンにプレーした古巣。在籍は1シーズンのみながら、その年に球団初優勝へ導き、ファイナルMVPにも輝いた。

 昨季のラプターズはイースタン・カンファレンス5位タイの46勝36敗(勝率56.1%)で4年ぶりにプレーオフへ進出。第4シードのクリーブランド・キャバリアーズ相手に最終第7戦まで持ち込んだが、ファーストラウンドで姿を消していた。
  ロスターにいるスコッティ・バーンズやRJ・バレット、ジャコビー・ウォルター、ジャマール・シェッドといったプレーオフでローテーション入りした選手たちはいずれも20代で、30代はヤコブ・パートル(30歳)のみという若いチームだ。

 サンアントニオ・スパーズ時代の2014年にも優勝し、ファイナルMVPを受賞したレナードは、ラプターズをプレーオフで勝てるチームへ押し上げるべく、ベテランリーダーとしての役割も期待される。

 近年はヒザのケガに悩まされてきただけに、レナードがレギュラーシーズン82試合へフル出場することは厳しいかもしれない。それでも、昨季はキャリアハイの平均27.9点に6.4リバウンド、3.6アシスト、1.88スティールを記録。ショット全般の安定感と勝負所の決定力は折り紙つきだ。

 プレーオフの緊迫した時間帯でも独力で点を積み重ねられる実力者だけに、この男のフィット次第で、ラプターズはイーストを制するチームに変貌する可能性を秘める。 前回在籍時はわずか1年でチームを去ったレナード。今回も現行契約は残り1年だが、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者は『NBA Today』出演時に「クリッパーズはトレード交渉に対して柔軟な姿勢を見せていて、ここ数週間でミネソタ(ティンバーウルブズ)やデトロイト(ピストンズ)といった複数のチームが獲得に動いていた」と、今回のトレードの舞台裏を明かし、こうも口にしていた。

「しかし、レナード自身が持つ決定権、契約満了間近といった事情から、そうしたチームの試みはことごとく拒否された。そんななか、レナードが長期的なコミットメントをしてもいいと考えた唯一のチームに浮上したのがトロント・ラプターズだ。
  その理由は、彼がこの組織をよく知っていること、かつてトロントで過ごし優勝したこと、そしてチームがイースタン・カンファレンスで優勝を争える力を持っていると感じていることなどだった。

 彼が望んでいるのはトロントで引退し、キャリアを終えることだと私は聞いている。彼はラプターズとスパーズ、そしてクリッパーズの選手として自身のレガシーを築きたいと考えている」

 今オフにレナードがラプターズとの延長契約に応じるかは不透明。それでも、かつてリーグの頂点へ立ったチームで新シーズンを迎えられることは、レナードにとって最高のモチベーションになるのではないだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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配信元: THE DIGEST

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