現地時間6月30日(日本時間7月1日、日付は以下同)から、NBAのFA(フリーエージェント)市場が解禁された。ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス→マイアミ・ヒート)のトレードやレブロン・ジェームズのロサンゼルス・レイカーズ退団を筆頭に、多くのビッグネームが動くなど例年にない大盛り上がりを見せているなかで、元オールスターの“就職活動”が大きな話題を集めている。
7月1日、かつてインディアナ・ペイサーズなどで活躍したヴィクター・オラディポが自身のXを更新し、NBAの各球団に自らを売り込んだ。
「僕はフリーエージェントだ。今はエージェントがおらず、僕と家族だけで活動している。自分にはまだ多くの可能性が残っていて、このスポーツを心から愛している。その理由を説明したり、膨大なアナリティクスを用いてそれを証明するために時間を費やすよりも、自分が準備できていることを実際に示したいと思う。
勝利を目指し、メンターを重視する、フィットしそうなチームは直接連絡してほしい。今はあらゆるチャンスにオープンで、一つひとつを慎重に検討したいと思っている。僕のストーリーをみんなと共有できる日が待ち遠しいよ」
このオラディポのメッセージは、投稿から約半日で445万ものインプレッションを獲得するなど、大きな反響を呼んでいる。
現在34歳のオラディポは、2013年のドラフト2位で指名されオーランド・マジックに入団。191㎝・97㎏のシューティングガードは、NBA入りからしばらくはドラ2の看板にふさわしい活躍ができなかったものの、キャリア5年目の2017-18シーズン、ペイサーズに加入して才能が開花する。
恵まれた身体能力を武器にエースとして平均23.1点をあげ、チームをイースタン・カンファレンス5位の48勝34敗の好成績に導くとともに、初のオールスター選出にオールNBA3rdチーム入り、MIPも受賞。守備における貢献度も高く、平均2.36本でスティール王に輝いたほか、オールディフェンシブ1stチームにも選ばれるなど、自己最高のシーズンを送った。
ところがその翌シーズン、右ヒザに大ケガを負ったことでキャリアが暗転する。以降は度重なる故障に悩まされ、かつての輝きを取り戻せずチームを転々。ヒートで過ごした2022-23シーズンのプレーオフ、左ヒザの膝蓋腱断裂を負ったバックスとの1回戦第3戦を最後に、現在に至るまで3年以上もNBAのコートから遠ざかっている。
それでも本人はNBA復帰を諦めておらず、昨夏も同じようにXに「今はすごく状態がいい。リーグは僕にオファーすべきだよ」とカムバックをアピール。結果としてNBA復帰は叶わなかったものの、昨季はGリーグのウィスコンシン・ハードに所属し、15試合の出場で平均13.5点、4.6リバウンド、3.8アシスト、2.07スティール、フィールドゴール成功率38.9%、3ポイント成功率32.9%をマークした。
はたしてオラディポの声はNBA球団の関係者に届くのか?元オールスターのカムバックに期待したい。
構成●ダンクシュート編集部
【画像】シャック、アイバーソン、コビー、レブロン、カリー、ヨキッチ…2000年以降のMVPを受賞当時の写真で一挙振り返り!

