悪夢はまたしても繰り返された。DeNAの山崎康晃が、7月2日の広島戦で2戦続けてリードを守りきれず、セーブがつく状況での救援に失敗した。
3-1と2点リードの9回にマウンドに上がった山崎は、2打者続けて四球を出すなど制球が定まらず、途中降板。あとを任されたリリーフ陣が同点に追いつかれると延長12回、今季の両リーグ最長試合時間となる5時間21分の激闘の末に引き分けで終了している。
相川亮二監督は山崎に、怒りの2軍行きを宣告。
「勝ち切らなければいけないゲーム。ファームで一度、状態を立て直してもらう」
山崎は6月30日の広島戦においても、信じられない乱調で、ヒットと3四死球で5失点。無残な途中降板となっていた。原因は何か。
「全盛期は150キロ台のストレートで打者を押し込めましたが、現在はホップ成分が減り、球速の伸びを欠いています。魔球『亜大ツーシーム』のキレがなくなったことでボール球を振ってもらえず、しっかり見極められて四球を連発する悪循環に入っていますね」(スポーツライター)
「6年総額18億円」が大型不良債権に成り下がり…
2022年に6年総額18億円という大型の複数年契約を結んだ。2028年まで毎年3億円を保証された状態であり、最大目標である名球会入りの条件「通算250セーブ」まで、残り4セーブとなっているのだが…。
「大型契約に見合う成果を残せず球団の大きなコスト負担となり、不良債権に成り下がっています。1年目から過酷な守護神を担い、勤続疲労で急激なパフォーマンス低下を招いていますね。カットボールを取り入れ、技術で打たせて取る戦法に転換していますが、失敗に終わっています」(球団関係者)
かつての絶対的守護神がどのような形でモデルチェンジし、再び打者に立ちはだかる存在に返り咲くのか。見ものである。
(渡辺優)

