「ハラスメント報道」の余波は大きかった。
6月23日に最終回を迎えたドラマ「夫婦別姓刑事」(フジテレビ系)に夫婦役でダブル主演した佐藤二朗と橋本愛。ドラマ収録中に佐藤が橋本に対し、ハラスメント行為に及んだと報じられたのである。
この影響で佐藤は、織田裕二主演の人気映画シリーズ最新作「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」(9月18日公開予定)に連動した未発表のスピンオフドラマ(フジテレビ系)を降板。7月2日が撮影初日の予定だったが、行われなかったという。
ハラスメント報道が出る数日前、この映画の新キャスト9人が発表されたが、佐藤は警視庁内のクリニック医師役だった。
フジテレビは7月2日に、局としてのコメントを発表。あえて名前は出さずに〈男性俳優の言動に厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です〉と明らかにした。
しかしこの日の夜、佐藤の所属事務所社長は公式サイトでこれに反論し、見解を発表。
〈専門家からも佐藤の言動がハラスメントにあたるものでないと、確認を得ています。一方的な内容が報じられており、極めて遺憾であります〉
そして7月3日の午前9時過ぎ、佐藤は自身のXで畳みかける。
〈勿論、偏った記事とは思ってましたが、ここまでとは。ステレオタイプの「か弱い若い女性」と「典型的な昭和のパワハラオヤジ」を完全に創作してる〉
〈最大級の「注意」や「警戒」が必要と痛感していた僕が、そんな態度を取れる訳がない。自分の身を守る為にも。嘘はやめて下さい〉
薬物逮捕俳優の出演シーンはカットされなかった
芸能記者がはこれをどう見るか。
「橋本はスルーしていますが、インスタのコメンント欄には批判が殺到し、閉鎖せざるをえなくなってしまった。さすがに無傷ではいられず、今後は新しい作品のオファーはなかなかないでしょうね」
スピンオフドラマは降板になってしまったが、気になるのは映画本編での佐藤の扱いだ。フジテレビ関係者が指摘する。
「永山絢斗、ピエール瀧、伊勢谷友介らは出演映画の公開前のタイミングで、薬物事件で逮捕・起訴されましたが、カットはされなかった。両親への自殺ほう助の罪で逮捕・起訴された市川猿之助は、さすがに代役を立てて撮り直し、出演作は公開延期に。過去のケースからすれば、佐藤の出演シーンがカットされることはないでしょう。ただし、PR活動ではいっさい稼働できない」
佐藤と橋本の「場外乱闘」はいつまで続くのか。
(高木光一)

