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「ただの点取り屋だと思っていた」同郷のウォーレスが振り返るコビーの進化「どんどん効率的になった」<DUNKSHOOT>

「ただの点取り屋だと思っていた」同郷のウォーレスが振り返るコビーの進化「どんどん効率的になった」<DUNKSHOOT>

ロサンゼルス・レイカーズ、そしてNBA全体のレジェンドであるコビー・ブライアントは、歴代4位となる通算3万3643得点をあげた稀代のスコアラーだった。NBAファイナルで対戦経験もあるラシード・ウォーレス(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)は、コビーのプレースタイルの進化を証言している。

 ローワー・メリオン高出身で1996年のドラフト1巡目13位指名でNBA入りしたコビーは、2006、07年に得点王を獲得するなどキャリアを通じて歴代4位の通算3万3643点をマーク。リーグ優勝も5回(00~02、09、10年)成し遂げ、2006年1月のトロント・ラプターズ戦では歴代3位の1試合81得点を叩き出した。ヘリコプター墜落事故で命を落とした20年には数々の功績が認められ、バスケットボール殿堂入りを果たしている。

 そんなコビーもプロ入りから2年間はベンチスタートで、オールスター選手のエディ・ジョーンズのバックアップだった。コビーよりも1年前の95年にNBA入りしたウォーレスは、殿堂入り選手カーメロ・アンソニー(元デンバー・ナゲッツほか)のポッドキャスト『7PM in Brooklyn with Carmelo Anthony』で、コビーについて回想した。
 「コビーのインテンシティ、粘り強さ、そしてあの獰猛さは凄まじかった。ただ、彼が若手としてリーグに入ってきたばかりの頃は、誰もが『また点取り屋の若造が来たぞ、めちゃくちゃにシュートを打ちまくるんだろうな』という風に見ていたんだ」

 実際、97年のユタ・ジャズとのカンファレンス準決勝第5戦ではエアボールを連発し、批判にさらされたことは今では語り草となっている。しかし、ウォーレスが最も印象に残っているのは、その後の成長ぶりだった。

「キャリアを通じて、コビーはどんどん効率的になっていった。それが“クレイジー8(背番号8時代のコビー)”のキャリアにおいて、私が最も気づかされた大きな変化だった。プレーの効率が上がり、チームメイトにもより高いレベルを要求するようになった。そしてレイカーズでのキャリアが進むにつれ、よりリーダーとしての役割を強く担うようになっていったんだ」

 ウォーレスはコビーと同じフィラデルフィア出身。高校時代に対戦経験こそないものの、地元のバスケットボール界で名を知られた存在だっただけに、その頃からコビーのプレーを目にしていたという。「確かに、才能のある若手だとは思っていた。でも、キャリアを終えた時のあのレベルまで辿り着くとは、当時は想像もしていなかった。『あいつは上手くなるぞ』とは思っていたけど、高校から直接NBAに行くなんてね。どこかの大学に行って、優勝したりするんだろうな、くらいに思っていたんだ。

 彼は攻守両面で素晴らしかった。若い頃は言葉で周りを引っ張るタイプだった記憶はないけど、プレーそのもので語っていたね。彼とリップ(リチャード・ハミルトン/元デトロイト・ピストンズほか)は、当時から何度も激しいバトルを繰り広げていたよ」

 ウォーレスはピストンズ在籍時の04年、コビーとシャキール・オニールを擁するレイカーズとNBAファイナルで対戦し、シリーズ4勝1敗でリーグ優勝を果たしている。当時の記憶は今でも鮮明に残っているようだ。
 「あの素晴らしいインディアナ(ペイサーズ)を倒して、ついにレイカーズとの対戦になった。私たちは彼らを“殿堂入りチーム”と呼んでいた。第1戦に勝って、第2戦ではコビーが素晴らしいシュートを決めてレイカーズが勝った。

 デトロイトに戻る飛行機の中で、シリーズが“2-3-2形式”だったこともあって、みんなで話し合ったんだ。『LAには絶対に戻らないぞ。もしLAに戻ったら何が起きるかわかってるよな』ってね。全員が同じ覚悟だった。あの素晴らしいチームを相手に戦う高揚感、興奮……最高だったね。今でもファイナルを観ると、当時のあのワクワクした気持ちを思い出すよ」

 数々の名選手と対戦してきたウォーレスにとっても、若き日の才能を知り、史上屈指の選手へと成長していく姿を見届けたコビーは、特別な存在だったようだ。

構成●ダンクシュート編集部

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配信元: THE DIGEST

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