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四半世紀の時を経て息子が古巣ヒートへ!入団を歓迎するハーダウェイだが、背番号は譲らず「『10』を着させるわけにはいかない」<DUNKSHOOT>

四半世紀の時を経て息子が古巣ヒートへ!入団を歓迎するハーダウェイだが、背番号は譲らず「『10』を着させるわけにはいかない」<DUNKSHOOT>

FA(フリーエージェント)選手との交渉が解禁された現地時間6月30日(日本時間7月1日)、マイアミ・ヒートがティム・ハーダウェイJr.と650万ドル(約10億4500万円)の1年契約に合意したと、『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 先日報じられた大型トレードで、ヒートはミルウォーキー・バックスからヤニス・アデトクンボとボビー・ポーティスを獲得。ウイングのアンドリュー・ウィギンズとは新たな契約を結ぶ意向とリポートされているが、完全FAのノーマン・パウエルはシカゴ・ブルズへ移籍した。

 そのため、来季の予想スターターはフロントコートにウィギンズ、アデトクンボ、バム・アデバヨ、バックコートにはデイビオン・ミッチェルとペル・ラーソン、あるいは新加入のハーダウェイJr.が入る見込みとなっている。

 来季がキャリア14年目のハーダウェイJr.は、昨季デンバー・ナゲッツで80試合に出場して平均13.5点、2.6リバウンド、1.4アシストを記録。3ポイント成功率はキャリアハイの40.7%(平均2.8本成功)で、成功数224本はリーグ10位タイだった。

 先発・控えを問わず、インスタントスコアラーとして真価を発揮する34歳のベテランは、直近7シーズンで5度も200本以上の3ポイントを沈めてきただけに、アデトクンボとアデバヨを擁するチームで間違いなく重宝されるだろう。
  一方、注目されるのが新天地での背番号。ミシガン大学やNBAキャリアの一部でも「10番」を着用してきたハーダウェイJr.。しかし、ヒートの10番は奇しくも父ハーダウェイSr.の永久欠番。7月1日にマイアミのラジオ局『WQAM』へ出演した父はこう話していた。

「私のレガシー(功績)は私のもので、息子は彼なりのやり方でキャリアを築いている。彼が10番を好んで着用したがっているのは確かではあるけど、あの番号が(アリーナの天井から)下ろされることはない」

 1995年2月から2001年にかけて、ヒートで5シーズン半をプレーしたティム・ハーダウェイは、同球団で367試合に出場して平均17.3点、3.2リバウンド、7.8アシスト、1.47スティールを記録。

 在籍期間中に2度(キャリア通算5回)のオールスター出場、3度(同5回)のオールNBAチームに名を連ね、1996-97シーズンには平均20.3点、8.6アシスト、1.86スティールの大活躍でオールNBA1stチーム入りも果たした。 センターのアロンゾ・モーニングとのデュオでヒートをプレーオフ常連チームへ引き上げたハーダウェイ。マイアミへチャンピオンシップをもたらすことはできなかったが、“キラー・クロスオーバー”の異名を取った天才的なボールハンドリングを武器に、球団を代表するポイントガードとして名を残した。

 2022年にはバスケットボール殿堂入りも果たした偉大な父を持つハーダウェイJr.は、オールスターやオールNBAチームといったアウォードとは無縁。それでも、NBAキャリア13年は父と並んでいて、来季は父が活躍した古巣で14年目を迎える。

 高校時代を過ごしたフロリダ州へ帰還する来季は、父が達成できなかったリーグ制覇の期待も高まるだけに、親子にとって新たな挑戦のシーズンとなる。
  それでも、父は自身の背番号を譲る意思はないとし、率直な思いを語った。

「それは難しいな。一度あそこに掲げられたら、そのまま残しておきたいし、誰にも触れてほしくないんだ。彼のことは大好きだ。本当に愛しているし、彼の成し遂げてきたことを嬉しく思っている。彼は今、故郷のチームへ行くんだ。私はそれを経験しなかったから、息子がそれを実現するのは嬉しいことだ。だが、『10』を着させるわけにはいかないな」

 二世としての注目を浴びながら、新陳代謝の激しいNBAで自らの地位を確立してきたハーダウェイJr.。父が所属したヒートでどんなパフォーマンスを見せるのか、持ち前のシュート力を存分に発揮してほしい限りだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

ティム・ハーダウェイ――伝説のキラー・クロスオーバーで一世を風靡した小さな巨人【NBAレジェンド列伝・前編】

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配信元: THE DIGEST

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