ロサンゼルス・レイカーズは、フリーエージェント(FA)交渉が解禁となった現地時間6月30日、8年間在籍したレブロン・ジェームズが退団することを発表した。新シーズンはルカ・ドンチッチ、そして再契約で合意したオースティン・リーブスの2人が中心となるが、元NBA選手でアナリストのジェイ・ウィリアムズ(元シカゴ・ブルズ)は、「優勝を狙えるコンビではない」と断言している。
ドンチッチが平均33.5点で得点王、リーブスが自己ベストの平均23.3点、レブロンも41歳ながら平均20.9点の成績を残した昨季、レイカーズは53勝29敗でウエスタン・カンファレンスの第4シードを獲得。プレーオフ1回戦でヒューストン・ロケッツを4勝2敗で破ったが、カンファレンス準決勝で2025年王者のオクラホマシティ・サンダーに4連敗を喫し、あっけなくシーズン終了となった。
オフの動きが注目されたなか、リーブスがプレーヤーオプションとなっていた来季契約を破棄し、4年総額1億8500万ドル(約298億円)のMAX契約で合意。ドラフト外選手としては、NBA史上最高額の契約として話題となった。
今夏の次の話題は完全FAとなるレブロンの去就へと移ったが、6月30日にレブロンの現役続行と同時に、レイカーズ退団が決定した。
すでに大黒柱の座はレブロンからドンチッチに移っていたとはいえ、40代で驚異的なプレーを見せていたレブロンが抜けるとなれば、戦力ダウンは否めない。『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は同局の番組『Get UP』で「レイカーズは今、非常に困難な状況にある」と見解を述べている。
「レブロンは昨季、平均21得点、6リバウンド、7アシストを記録した。(同じくFAの)八村塁はレイカーズに戻る可能性はあるが、今のところそういった話は一切耳にしていない。彼は昨季、リーグで最高の3ポイントシュート(成功率はリーグ5位の44.3%)を誇るフォワードの1人だった。
チーム改善という至上命題があるなかで、まずそれらの選手たちの穴を埋める必要がある。マーカス・スマートはヒューストンと契約した。この時点でレイカーズはマイナスからのスタートだ。基本的には3人の選手を入れ替えた上で、さらに強化しなければならない」
ロブ・ペリンカGM(ゼネラルマネージャー)が「今夏に絶対に成功させなければならないこと」を尋ねられた『ESPN』アナリストのウィリアムズは「私は、このバックコート(ドンチッチとリーブス)が優勝を狙えるコンビだとは思わない」と厳しく断言した。「リーブスが高給を得られたことは嬉しい。彼にとっては素晴らしいことだからね。しかし、(ドンチッチの契約が確定している)2年というスパンで見た場合、たとえこのロスターにピースを加えたとしても、競い合うことはできても優勝できるとは思えない。
それに、4500万ドルの価値がある選手であることは、2300万ドルの選手であることとは全く違う。プレッシャーも違うし、ここ数シーズン、重要な局面で一貫して露呈してきた彼のプレーの欠点は、さらに大きな問題になるだろう」
ウィリアムズが指摘したのは、やはりディフェンス面の問題だ。
「ルカとリーブスは攻撃面では非常に才能があるが、守備面ではこの2人を同時にコートに立たせ、2番手としてリーブスに高額な報酬を支払うことは、今後のチーム構成において大きな問題になる。
(サンダーの)ルーゲンツ・ドートや(デトロイト・ピストンズから制限付きFAの)ジェイレン・デューレンのような選手を獲得して補おうとするかもしれないが、最終的にこのバックコートは世界一を狙えるレベルではないと思う」
ユタ・ジャズからセンターのウォーカー・ケスラーを獲得するなど動きを見せたレイカーズだが、今後さらなる補強はあるのか。どのようなチームを完成させるか必見だ。
構成●ダンクシュート編集部
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